デザイン経営の理解とその実践に向けたソーシャルメディア活用による支援 成果事例集
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Collection of design management results|17展示会出展とその成果Do成果の確認Check次年度のアクションについてAction 従来の展示会では、商品のみの展示、商品に注目を集められるかを考えた商品展示であった。 今回はビジョンマップのパネルと共に、ビジョンマップの作成時に整理した自社の強みである歴史、炊飯技術をそれぞれ什器や動画で表現することで、商品だけではなく会社としてのブランディングに繋がった。 その効果として、来場者からは会社の歴史等について興味を示してもらい、同社の米へのこだわり、地域への取り組みにも関心をもって頂けた。 デザイン経営という言葉も知らない状態で本事業がスタートしました。約半年が経過しましたが、デザイン経営を学ぶことができたかどうかはわかりません。ただ、デザインという言葉の本意は、問題を解決することであります。そのように捉えれば、ビジョンがないという我が社の問題に気づき、ビジョンを明確にしたという形で解決できたのではないかと思っています。 事業当初はそのビジョンがないことで大変苦労しました。しかし、今となれば今後のやるべきことが明確になり、とても清々しい気持ちでいっぱいです。具体的な戦略立案など、今後取り組むべきことは山程ありますが、ビジョンができたからこそ前向きに、横道にそれることなく取り組むがことができそうです。□ビジョンマップを描くことで会社のビジョンが明確に 当初、同社の最大の課題は、今後経営を担っていく後継者(自分)に鮮明で明確なビジョンがなかったということであった。ビジョンマップを作成する中で、自社・卸業・地域の強み、お米の持つ付加価値を再確認することができ、そこに自分の想い、企業の将来像を可視化することで目標が明確になった。 魚住氏自身も、ビジョンが明確になることで、計画立案も容易になり、経営の判断を誤る可能性も低くなるという考え方に変化した。□消費者と繋がることで商品提案方法のヒントを得る Instagram投稿(付けたハッシュタグ)の反応から、消費者がどのような「お米のあるシーン」に共感するのか、どのような提案に響くのかを図ることができるということが分かった。 また、その反応から当初想定したターゲットで合っているのか、再度見直すきっかけとなった。 デザイン経営の実践による商品の変化は今後の課題となるが、新商品開発のヒントは多く得られた。 ビジョンマップで描いた「お米を通した地域づくり」(聖地づくり)を推進していきたいと考えている。 今後は、商品を売上のための道具として捉えるのではなく、自社の歴史や物語の見せ方や打ち出し方などの仕組みを整えながら販売活動を行い、ブランド力と実績(利益)を積み上げていきたい。 また、SNSのビジネス活用が大きな効果が得られることが実感できたことから、今後はさらに投稿数を増やしていきたい。参加企業の感想

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