デザイン経営の理解とその実践に向けたソーシャルメディア活用による支援 成果事例集
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16|Collection of design management resultsビジョンマップ作成DoSNSの活用Do 当初ビジョンと事業計画を混同し上手くビジョンを表現できずにいたが、企業の後継者という立場で今後の経営を考えたとき、地域においてどのような存在でありたいのか、あるべきだと考えるのか(使命感)などを整理すると、取引先へは「美味しいお米や、美味しく炊飯できるノウハウの提供」、「炊飯コンサルティングサービスの提供」一般消費者に対しては「料理の種類別に最適なお米を提供するライスブレンダーとしての役割」などキーワードが出てきた。また、直営店を設けてお米の販売やおにぎり等、米飯商品の製造・販売を行うB2C事業を拡大させ、お米を通して地域社会に貢献できる企業になりたいという想いも出てきた。 同社の場合、会社を点として考えるのではなく、お米を通した地域づくり「聖地づくり」というキーワードを深く掘り下げることで、すべての点が線で相互に繋がり、それをビジョンマップとして表現した。 同社は、これまでもInstagramによる情報発信を行ってきたが、特定のターゲットに向けてという内容にはなっておらず、統一感の無い投稿となっていた。 今回、新たに設定したターゲットは、「ご飯のある生活」というコンセプトのもと、30歳代独身女性をターゲットとして設定した。設定したターゲットへの具体的な投稿内容については、見た目(統一感・人と商品の融合写真)を重視した。 また、インスタグラマーより、ハッシュタグの重要性の指摘を受け、ターゲット層が反応するようなハッシュタグの選定(「♯お弁当女子」「♯お米の手土産」など)に気を配るようにした。 結果、ターゲットとしていた女性の比率が5%上がり、また年齢層もターゲットとしていた層が伸びる結果となった。□ビジョンマップの解説 同社の歴史は、米の卸売業としてその地域の人たち、職人たちと結ばれてきた、お米のある暮らしそのものであると考え、霊峰白山の麓に広がる水田や能登の里山に広がる水田から生まれるお米、日本海の新鮮な魚をつかった鮨文化、地域の祝いごとで振る舞われる餅文化など、魅力ある石川県の「お米のある暮らし」を伝えることで、多くの人が石川県を訪れ、石川県全体が活性化することを目指していることを表しています。BeforeAfter― お米のある暮らしを伝え、石川県の活性化を目指す ―020406080100120(歳)18-2425-3435-4445-5455-6465~2019/12/12フォロワー数2020/2/12Instagramフォロワー数およびフォロワーの年齢層の変化2019/12/12124人2019/12/12268人2020/2/12169人2020/2/12325人(人)以前は商品の写真や、自社の米を使った食事を載せるだけだった。 自社のお米を消費者にどのように使用してほしのか、シーンを提案する投稿を行った。

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