デザイン経営の理解とその実践に向けたソーシャルメディア活用による支援 成果事例集
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14|Collection of design management results 当社は「永平寺テロワール」にこだわるという、はっきりした理念・世界観を持っており、また、母と娘二人がしっかり役割分担して経営を進めているという、はっきりした特徴もある。共感を得られやすい“経営の根幹”があったことが、短期間でしっかりしたビジョンをデザインできた要因だったと考える。「どこに根差すか」をしっかりと考えられていることがデザイン経営には必須である。 今回、そのビジョンを中期計画に落とし込むことで、やるべき具体的なアクション、そして具体的な数値目標とビジョンをつなげることができた。同社は今回の他社との触れ合いの中で「スピード感」を学んだというが、中期計画のスピード感アップにも大きく寄与すると期待できる。 創業200年を超える歴史を有しながらも、次世代を担う若手が中心となった「家業から社業へ」をスローガンにした新たな取組に、果敢に挑戦する姿勢に非常に共感を覚えます。米作りから酒販売まで一貫したものづくりを基盤としているため、一貫生産にかかる様々なリスク(天候、人材確保、装置維持等)を抱えながら事業を推進する難しさは想像に難くありません。今回は日々の通常業務に追われながら、改めて企業の現状を再確認し、未来のあるべき姿の設計及び中期計画の策定、そして一部新規マーケット手法(SNS)の導入まで、デザイン経営の実践に積極的に取り組まれました。 その中でも消費者と生産者との「顔の見える関係づくり」を重視したビジョンマップ(白龍ビレッジ構想)の設計及び作り手と消費者の方々を登場させたインスタグラムの活用は、決して大手には真似の出来ない小規模事業者ならでは!の事業戦略だと確信しています。「目が届く、手が届く、心が届く」と言う素晴らしい企業コンセプトをこれからもぜひ自信をもって進めて頂きたいです。 Instagramの活用において良かった点として、写真の撮り方が、プライベート感の強いものでなく、ブランドとして魅せる写真になり、地域の景色も投稿に交えることでユーザーからの反応もよくなってきたことが挙げられます。 未だ改善が必要だと思われる点としては、アカウントとしての統一感がまだ出せてない部分があるので、ぜひ投稿順序を工夫するなどでご対応頂ければよいかと存じます。 海外のメディアから取材を受けた内容をストーリーズで挙げていますが、放送前に、Instagramアカウントのプロフィールに英語を入れておくと効果的だと思われます。 また、酒蔵の製造過程の工程をライブ配信するとコンテンツとして興味を惹くものになるはずです。中小機構北陸本部担当専門家から見たポイント外部専門家からのコメント

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