デザイン経営の理解とその実践に向けたソーシャルメディア活用による支援 成果事例集
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12|Collection of design management resultsビジョンマップ作成DoSNSの活用Do まず、今後100年を見据えた上で吉田酒造が存在する意味や経営目的を社長と営業部長である吉田氏で改めて見つめなおした。 次に、経営目的に基づき今後やりたいこと、大切なこと、関連することを思いつくまま思考をブレーンストーミングで発散させていった。出てきたアイディアをモットーである「目が届く・手が届く・心が届く」から外れていないか確認しながらビジョンマップを作成。地元に還元しつつも、対外的に永平寺町の文化・禅の心を発信できるような拠点を酒蔵中心に作りたいという想いの表現方法として、ビジョンマップを地図の形で描いた。 同社はこれまで50代以上の顧客が主であったが、新しい顧客層(20代後半~30代の働く女性)を取り込むべく、ターゲット層が多く利用しているInstagramを通して、①20代女性杜氏と若い蔵人がお酒を造っている様子 ②若い世代に飲まれているシーン ③(新しい)飲み方の提案 ④酒蔵周辺の観光スポットをメインに投稿を行い、どの投稿が消費者に響くのかを探った。 上記の4パターンで投稿したところ景色や風景の写真に白龍の瓶や蔵人が少し入っている写真の反応が良いことがわかり、意識して地元の綺麗な景色を投稿するようにした。 その結果、「酒ガール」と言われる酒好きの若い女性からの反応が思ったより多いことがわかり、狙いに手ごたえを感じた。また、若い女性が好むような投稿は、既存の顧客(40代後半~60代男性)にも反応が良いことが分かったのは興味深い発見であった。□ビジョンマップの解説 「永平寺町の風土・文化を発信する拠点つくり」をテーマに、既存の田畑、施設の新たな活用法から今後、人を呼び込み、文化を発信するために必要と考えるギャラリーやイベントスペース、茶室、研究所等を想像。自社が将来作りたいと考える「白龍ビレッジ」に必要な環境、未来地図をマップに落とし込んだ。Before― 郷酒を通じ、永平寺町の風土・文化を発信する拠点をつくり未来へつなげる ―After0204060801001201401601802002019/12/12124人2019/12/12557人2020/2/12169人2020/2/12683人(歳)18-2425-3435-4445-5455-6465~2019/12/12フォロワー数2020/2/12Instagramフォロワー数およびフォロワーの年齢層の変化(人)以前は、商品写真をアップするのみで、ターゲット意識は無かった。 酒蔵周辺のスポットや新しい日本酒の飲み方、季節感等を感じられる投稿にしたところ反応が上がった。

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