ハンズオン支援事例集(平成29年度)
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61株式会社生駒経営者のことば 長年にわたって染み付いている企業風土を変える事は容易ではないが、今回のハンズオン支援で粘り強く支援して頂き見違える状態になることができた。勘に頼っていたものを、データ化して目に見える様にした事で「この人しか出来ない」という事がなくなった。仕上がりのバラツキが無くなり、いつも一定の品質で納品できるようになった。初めは、パソコンを全く触ったことのない人が大半であったが、改善が進むに連れてパソコンを勉強したいという人が何人か現れ勉強し、改善発表会で全グループがパワーポイントを使える状態までなった。改めて教育の重要さを強く感じた。アドザイザーには、豊富な経験をもとに他社の話をしながら当社で出来る方法を一緒に考えてくれるので相談しやすく、アドバイスを受けやすい状態で最後までお世話になり感謝している。今後も収集が必要なデータがたくさんあり、そのデータをいかに作業に反映させるか等課題が多く残っているので少しずつ改善していく予定である。5S活動は、今後とも継続し働きやすい職場作りを目指していく。代表取締役篠原 篤史 氏プロジェクトマネージャーのひとこと 支援終了後、第6回改善報告会に声をかけて頂き金融機関の方と一緒に出席させてもらい、改善活動が活発に継続的に行われていることを確認した。改善内容については、指導不足の点が若干見られたものの、改善テーマを自主的に設定できる力が着いていることに感銘を受けた。また、5S活動も継続されており、現場での実現レベルが上がっていることが感じられ、活発なコミュニケーションによる職場の活気を感じることができた。 当社は、創業以来、硬質クロムメッキ分野では高い技術評価を受け今日に至っている。勘やコツの職人集団による『匠』から数値管理による技能集団の『匠』に生まれ変わり、若い人への技能伝承が可能な状態になった。支援前の社長は、変えたいことが沢山あっても空回りしてしまい結局自分で実務をこなしたほうが手っ取り早い状態であったと思われる。 また、コミュニケーションにおいても深い溝があった。これらの溝は、改善を進めていくにつれコミュニケーションの深まりと共に埋まっていった。教育を充実させ、仕事を任せることで結果的に経営者自身が楽になり、本来の経営業務に取り組む時間ができるようになった。現在、月に1度「5S改善デー」を設けて、その月に改善した項目を社長が巡回し確認できる状態になっており、社長と従業員が一体感を持って現場改善を進められるようになった。それは、まさに『ほんまもん!』の証で、支援させて頂き良かったと思う。 当社の『匠』は、数値管理・標準化でさらにレベルの高いQCDが追及できる基礎が構築できた。気軽に声を掛け合う風土に変化したことで、問題解決がよりスムーズに進んでいくと思われ、自信を持って次のステップに進んで頂きたいと思う。全員が業績向上のために現場改善のPDCAを回し続けることを期待する。さらにレベルアップした改善発表会に参加したいものである。植田 和憲 近畿本部プロジェクトマネージャー

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