ハンズオン支援事例集(平成29年度)
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41株式会社共進【事例の要約】 当社は大手自動車部品メーカーから安定的な需要があるが、最近は多品種少量生産の傾向にあり、需要に合わせた柔軟な生産体制の構築が必要となっていた。また、売上げが落ちると収益性が落ちるという財務体質であり、その体質を変える為の分析を進め、改善する必要もあった。生産面では、計画的な生産ができていないという問題を抱えており、受注情報の内示と確定の差により、受注予測の正確性がゆらいでいた。顧客との定期的な連絡会を設け、内示と確定の差を少なくする改善を行った。日々の生産については「見える化」が不十分であり、「45度線管理」の実践を通し、生産の遅れ・進みを「見える化」した。製造においては、作業の標準化、作業要領書を作成し、工程内不良の削減などにも取り組んだ。このような多岐にわたる改善活動の結果、計画的な生産が実現でき、部門間の風通しも良くなり、自立的な改善能力が向上した事例である。企業名 株式会社共進業 種 輸送用機械器具製造業本社所在地 長野県諏訪市中洲4650資本金 30百万円設 立 昭和37年5月売上高 1921百万円(平成28年4月期)従業員 165人(正社員100人) 当社は、自動車の変速機用ソレノイド部品を大手自動車部品メーカーに納入している会社である。 業務内容は切削加工・研削加工の他に、金属の加圧変形を利用したカシメ接合加工を行っている。 カシメ接合は、材料・加工時間を削減し、高品質・低コストを実現している。また、異質材の接合にもその真価を発揮している。 平成27年10月、過去に中小機構が支援した材料・医療機器メーカーの紹介で当社とコンタクトを取ることとなった。紹介した企業と当社は、SESSAと言う企業グループの一員という関係性であった。調査の結果、当社は、計画的な生産が出来ず、生産に混乱を生じさせており、生産管理面の課題が大きいことが分かったため、ハンズオン支援を実施することとなった。 当社は、工程内不良が多く、それが生産の計画・進捗管理に大きく影響を与えていた。また、生産の本社外観企業概要中小機構との出会いプロジェクトマネージャーの視点と経営課題の設定経営基盤強化型スムーズな生産を実現する為の現場一体となった生産管理―生産を阻害する要因の排除と改善に取組み計画生産の実現―関東本部 統括プロジェクトマネージャー 塩山 知之株式会社共進

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