ハンズオン支援事例集(平成29年度)
40/77

38「危機感」社長就任から始まった全員参加の経営改革!―「計画経営」導入と「5S改善活動」を軸にPDCAの徹底により、企業体質向上と収益大幅向上の実現― 支援にあたって、プロジェクトチームを編成することとしたが、プロジェクトを通じ経営人財の育成を図るべく、高橋社長がプロジェクトオーナーとして全体をコントロールするものの、実務展開では取締役製造部長をプロジェクトリーダーに据えた。また、将来の管理者候補である若手社員5名を参画させ、活気あるプロジェクト活動になることを期待した体制とした。第1期<専門家継続派遣事業①>(平成27年10月~平成28年9月(12ヶ月)) 当社の課題は、単年度での売上や利益目標は掲げているが、目標を達成するための事業計画や具体的な行動計画が策定されていないことであった。したがって、以下の支援テーマを実施することにした。1)計画経営の仕組み作り①事業計画を策定するとともに行動計画を作成・実行することで目標管理体制の構築を図る。②月次で事業実績が組織として把握できるよう会議体を導入し、PDCAサイクルが回せる仕組み作りを行う。2)全社的5S活動の推進①全社で5S改善活動に取り組むことで経営のベクトルの共有化を図る。②5Sにより工場のスペース確保や、在庫のスリム化とクリーン度の向上を図る。 これらの取り組みにより、次のような支援成果をあげることができた。1)計画経営の仕組み作り・中短期事業計画、部門行動計画を立案することができた。・経営改善を進める推進体制を構築することができた。・社長や管理職クラスにPDCAサイクルを徹底させる気運ができた。・管理会計導入による経営の「見える化」が進み、品質問題の管理を含め、数字での経営管理ができるようになった。・第1回の経営計画発表会を開催し、全従業員・ステークホルダーに経営方針を公開し、計画の徹底を図ることができた。2)全社的5S活動の推進・5Sの展開計画書を立案し、PDCAサイクルを徹底することができた。・「すぐやる改善」「じっくり改善」に区分し展開、「5S発表会」を定例化することができた。・材料在庫削減に着手するため、分散していた材料の一元管理や支給先への適正化を要望することにより、例えば原料発注単位については、今まで1000㎏単位だったものが500㎏単位と半分まで減らすことができた。また、200ケース持たなければならなかった製品在庫を100ケースプロジェクト推進体制アドバイザー調査(データ収集・分析)、改善案(アイディア)の提示、改善の実施、改善進捗の報告改善後のデータ収集、改善成果の確認、改善成果の報告、学習液体製造粉体製造製造管理工務営繕品質管理企画開発総務部営業部サブ・プロジェクトリーダー(SPL)プロジェクトリーダー(PL)プロジェクトオーナー社長統括スケジュール立案モニタリングSPLのフォロー目標掲示承認(決定)監視(モニタリング)PLのフォロー調査・分析・整理、改善案まとめ、部門間調整、改善進捗管理成果の取りまとめ・成果報告PLのフォローアッププロジェクト推進体制プロジェクト推進体制※社長を下段に置いたのは、社長がプロジェクト全体を支えるという意思表示である。支援内容と支援成果工場設備

元のページ  ../index.html#40

このブックを見る