ハンズオン支援事例集(平成29年度)
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30高付加価値自社製品の新市場開拓に挑む―ステンレス鋼用ノンフッ素溶接焼け除去剤の販路開拓支援―や建築資材分野の3社に及び、また見積を求められる企業もあった。これらは本製品を展開する上で大きな弾みとなった。 しかしながら、新製品の訴求に意識を集中するあまり、本製品が適用できない分野についてのフォローアップが十分に行えず、他の表面処理ニーズに対して展開することができなかった。フィードバック報告会で佐々木社長は、この点について言及され、今後営業の在り方について再検討し、継続してフォローしていくことを約束した。 当社の強みは、お客様の用途に合わせた最適な薬剤を提供するサービスにあり、顧客ニーズをキャッチアップしていく能力にある。本活動では新規市場に戦略的にアプローチする経験をし、そこから展開していくことを実践した。ここで培った経験は、新製品開発能力とも相まって今後の展開の大きな動力になるものと考えられる。 しかしフィードバック報告会で佐々木社長が反省したように、新規製品と既存製品の全体を見渡して、新たな市場の顧客の課題に応えるという点については、まだ不十分である。本事業の目標は達成できたが、新市場での事業展開に対する全社のレベルアップという目的達成には、体制構築も含めて今後の課題といえる。 「私たちは、お客様の新たな価値創造をものづくり支援でサポートします。」の思いを実現していくために、さらなるチャレンジを進めていくことを期待したい。今後の課題経営者のことば 弊社は1946年の創業以来、「化学を通して、お客様の価値を高めていく」ことを常に心がけてまいりました。 「お客様の課題解決において、本当に求められていることは何なのか。」課題が発生した際、「まずは佐々木化学薬品に相談してみよう」と思っていただける存在になれるよう、お客様の課題解決を第一に考えたご提案をし続けていきたいと考えております。 その中で今回の取り組みは、まさにお客様の課題をしっかりと確認する良い機会となりました。中小企業においてターゲット企業のキーマンに面談の機会を頂くことはとても難しいことですが、15名の販路開拓コーディネーターの方々のおかげで実現を致しました。その面談の中で実際にご使用をされる方の生の声を頂き、活きたマーケティングをすることができました。この結果を更なる商品開発に活かしていきたいと思っております。 最後に今回ご指導を頂きました、販路開拓プロジェクトマネージャー、チーフアドバイザー、そして販路開拓コーディネーターの方々には大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。代表取締役佐々木 智一 氏

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