ハンズオン支援事例集(平成29年度)
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25東成エレクトロビーム株式会社ーザ照射による化学変化の分析を行い、塗装業界の市場開拓に向けた戦略づくりを進める。 また、価格については販売増を目指す中で、レーザ発振器の調達コスト削減を図り、利益確保に努める。 以上の課題についても、今後の取組みを期待したい。経営者のことば代表取締役社長 上野 邦香 氏 各専門家は各々の分野での専門家であることはもとより、その業界(企業)のキーマンとのコネクションを持っており、アプローチの際には上辺だけの意見ではなく真実の調査ができた。 また、PMは大きな方向性を導き出し、CADはCOのある意味現場的な報告を的確に吸い上げ詳細に纏め上げていた。職員の方も親切丁寧に手続き面をフォローして下さり、結果的にチームとして支援して頂いている実感があった。 限られた資源で実施せざるを得ない中小企業にとっては、仮説・検証という初めてのアプローチには複数期間で実施するのが現実的であったし、ただ単にマッチングをする事業でなかったため、自立性が高まった。 支援終了時点を皮切りに既に12台の販売実績を上げることが出来たのは、この支援が大きな一因であり、成長させていただいた事に感謝申し上げたい。プロジェクトマネージャーのひとこと 支援製品のイレーザーについては当初なかなかターゲットが定まらず、上野会長との第一回目の面談から数えると足掛け3年にわたる長丁場の支援となった。 事前調査に時間をかけたおかげで仮説の確度が高まり、食品の加工ライン、樹脂成型金型、金属塗装に絞ってアプローチし、テストを繰り返した結果、付着する酸化被膜や錆等の除去に効果のあることが現場で検証できた。支援開始前は視界不良であったターゲットが明確になり、特に上野社長が目指した食品加工の製造分野で今後の需要獲得につながるきっかけになったことは大きな前進であった。 この活動の結果、社内で販売可能性の判断がある程度つくようになり、これまで問い合わせに対して使ってきた労力の削減ができ、営業活動の効率化が図れるようになったという。上野社長からは、「本支援を通じてアプローチ先と数多く接触することで資料作りやプレゼン手法について、どのようにすれば相手の関心事にキャッチアップできるかを学習することができ、自社単独での営業展開にも大いに役立った」という評価をいただいた。支援終了時点では、イレーザーの販売に弾みがついて、この1年で累計10台以上の販売見込みが立つようになったとのことである。当社の事業分野の1つとして今後の成長につながることに貢献できたなら、支援者としてうれしい限りである。 この販路開拓コーディネート事業において販路COとの同行活動で経験した積極的な提案活動を社内に定着させ、継続して実施することでイレーザーの導入がさらに進み、さらなる市場浸透が図られることを期待したい。田川 幸平 関東本部販路開拓プロジェクトマネージャー

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