ハンズオン支援事例集(平成29年度)
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20コア技術を活用した自社ブランド製品の市場開拓への挑戦―レーザクリーニング装置『イレーザー(ELASER)®』の販路開拓支援―【事例の要約】 当社は電子ビームやレーザの受託加工の分野では国内トップクラスの技術力を誇る企業である。創業から培ってきたレーザ加工技術を基に開発した自社ブランド製品は、当社にとって成長を確保するために必要な受託加工からの脱却という、将来に向けた挑戦であった。しかし、販売の実現に至るまでには、いくつもの壁を越えなければならなかった。最大の壁は、適切なターゲットの想定がなかなか定まらず、引き合いに追い回されて効率的なアプローチ手法が確立できていないといったところにあった。そこで販路開拓を支援する中小機構関東本部の販路開拓コーディネート事業を活用し、営業プロセスを体験、学習することで営業スタイルの確立と社内への定着化を目指した。企業名 東成エレクトロビーム株式会社業 種 金属製品製造業本社所在地 東京都西多摩郡瑞穂町高根651-6資本金 85百万円設 立 昭和52年6月売上高 794百万円(平成29年3月期)従業員 78人(正社員78人) 当社は電子ビーム溶接の専業会社として現会長の上野保氏が創業し、今日では日本最大の電子ビーム・レーザの受託加工会社の地位を確立している。他社に勝る高い加工の技術力が評価され、宇宙探査機「はやぶさ2」、宇宙ステーション・ロケット、高性能エンジン等の最先端分野で高い精度が要求される部品の溶接を担っている。さらに各種部品に至るさまざまな製品の試作から量産までの精密加工を手掛け、平成17年から自社ブランド製品のレーザクリーニング装置『イレーザー(ELASER)®』の開発を開始した。 平成24年社長に就任した上野邦香氏は「Keep moving forward (常に変化し進歩を続けよう)!!」を経営理念に掲げ、国内はもとより海外市場のニーズを取り込んで技術開発を行い、他企業とのアライアンスにも意欲的に取り組んでいる。 創業者で会長の上野保氏が提唱した、図面を一括して請負い中小企業間の横のネットワークで対応する企業連携の先駆的モデルは、その後の新連携(中小本社外観企業概要新事業展開型コア技術を活用した自社ブランド製品の市場開拓への挑戦―レーザクリーニング装置『イレーザー(ELASER)®』の販路開拓支援―関東本部 販路開拓プロジェクトマネージャー 田川 幸平東成エレクトロビーム株式会社イレーザー本体

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