平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書 商工会議所ヒアリング記録
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85 八代商工会議所(熊本県) 所在地 〒866-0862 熊本県八代市松江城町6−6 実施日時 平成30年8月21日(火)9:30~12:00 管内小規模事業者数 3,781事業所(平成28年4月1日現在19) 経営発達支援事業の 実施体制 11名(経営指導員6名、経営支援員4名、記帳支援員1名) 中小企業相談所の職員が担当 小規模事業者を 取り巻く環境 熊本県南の中心都市で、同県下で2番目の人口を有している。田園工業都市が同市のキャッチフレーズとなっている。農業が盛んであるとともに、日本製紙、YKK、ヤマハ、メルシャン、興人の5大工場で同市の経済をけん引している。 人口は、平成29年12月1日時点で12万5,996人。ここ数年は減少傾向にあり、高齢化率が高まっている。 建設業は、震災の影響で売上が増加している。減少しているのは、小売業、サービス業で、横ばいは製造業である。 どこも人手不足で悩んでいる。これまでフリーターが飲食業を担っていたが、建設業、解体業へ流れている。飲食業は人が足りずに厳しい状況がある。 ■支援活動の方針・方向性 ~小規模事業者の「かかりつけ医師」として当たり前のことを当たり前のようにやっていく~ ・経営発達支援計画ができる前の状況としては、八代商工会議所(以下、当商工会議所)の利用として融資の斡旋、確定申告が多かった。それが問題の解決になっているかと言ったときに、一時しのぎにしかなっていないということがあった。そこで、当商工会議所の経営指導員が事業者にとっての「かかりつけの医師」となり、痛み(経営悪化)の原因の究明を行い、治療、リハビリ(対策)して、定期検診(フォローアップ)をするという形で、相談に来たら徹底的に支援するというイメージで活動している。 ・現在の当商工会議所会頭は3期目だが、就任当初に、「当商工会議所の立場は、会員事業者にどういうサービスができるか。これを突き詰めていこう。」と述べた。計画には、会員事業者のための商工会議所というスタンスを再認識して、会員事業者をクリニック的にフォローして、色々なタイミングでの課題について支援していくということを明記した。 ■経営発達支援事業の取組み(成果につながる取組み等) ~事業者とのコミュニケーションを大切に、巡回時は必ず役立つ情報を提供~ ・ 当商工会議所では、巡回するときは、手ぶらで行かずに、その事業者に役に立つ情報を持って行くということと、帰る時は手ぶらで帰ってこないということを意識している。毎朝、新聞でよいネタをストックし、当商工会議所の経営指導員全員で共有するようにしている。「ネタ帳」という共有のブックもある。そこから、その事業者に役に立つ情報を持っていくようにしている。 19 出典:「平成28年度経営発達支援事業実施状況調査」中小企業庁

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