平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書 商工会議所ヒアリング記録
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66 西宮商工会議所(兵庫県) 所在地 〒662-0854 兵庫県西宮市櫨塚町2-20 実施日時 平成30年7月10日(火)14:00~16:20 管内小規模事業者数 9,554事業者(平成29年3月末現在16) 経営発達支援事業の実施体制 18名(経営指導員12名、その他職員6名) 小規模事業者を取り巻く環境 西宮市は人口約49万人を擁する文教住宅都市であり、また、酒どころとして、飲食料品関連産業の事業者が多い市としても発展してきた。しかし、近年は大規模工場が閉鎖する動きも見られる。一方、大型商業施設の立地により周辺のまちが賑わい、臨海部に物流倉庫が進出するなど運輸業が増えている。 市内の小規模事業者数は減少傾向にあり、小売業は後退に歯止めがかからない厳しい状況にある。さらに小規模事業者にとって、人手不足の問題は深刻化、顕在化しつつあり、経営者の高齢化に伴う事業承継の問題も発現している。 ■支援活動の方針・方向性 ~事業者のライフステージに合わせた、きめ細かな伴走型支援の推進~ ・ 平成29年に西宮商工会議所(以下、当商工会議所)は創立75周年を迎え、これを契機に従来スローガン「輝くひとづくり、ものづくり、まちづくり」に、様々なことに“付加価値”をプラスする意味の「ことづくり」を加えた「輝くひとづくり、ものづくり、ことづくり、まちづくり」を新たなスローガンとした。地域の中小・小規模事業者がそれぞれのライフステージ(創業・成長・成熟・承継)で抱える様々な経営課題に対し、きめ細かな伴走型支援に取り組むとともに、魅力あふれる活力ある地域づくり“元気なにしのみや”の取組みを積極的に行っている。 ~全所一丸となっての支援体制~ ・ 当商工会議所の事務局の組織は中小企業相談所内に「経営支援課」と「地域振興課」があり、「経営支援課」は事業者支援や補助金担当、「地域振興課」は創業支援やイベントの担当に分かれている。しかしながら、事業者の経営支援にあたっては、「経営支援課」の職員だけが担当するのではなく、「地域振興課」や「総務課」の職員も含めて全所体制で支援活動に取り組んでいる。 ~PDCAサイクルの意識化~ ・ 目標設定に基づく事業推進を位置づけた経営発達支援計画に取り組むことによって、当商工会議所の職員の中には、各年度で実施した事業、施策について、PDCAサイクルを回していく意識が芽生えてきた。これまでの事業報告書は数値の結果だけが多く、目標や効果が見えにくいという課題があったため、成果を「見える化」できるように改善しなければならないという意識も出来はじめている。 16 出典:「商工会議所における小規模企業支援の実施状況に関する調査結果」日本商工会議所、平成30年3月

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