平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書 商工会議所ヒアリング記録
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63 ~伝統産業に根差した「燦彩糸(さんさいし)」プロジェクト~ ・ 当商工会議所では、城陽市や京都金銀糸振興協同組合と連携して、地元の伝統産業である金銀糸を活用した燦彩糸プロジェクトを、平成17年度に当商工会議所の独自財源で立ち上げている。平成19年度は「京都府むらおこし総合活性化事業」、平成20年度は「小規模事業者新事業全国展開支援事業」、平成21年度から4年間は、「JAPANブランド育成支援事業」の採択を得て継続的に実施してきた。 ・ こうした活動の中で、大手百貨店の催事に出展し1週間で120万円を販売した実績もある。現在は京山城燦彩糸協議会主体で運営しており、当商工会議所としても継続支援をしている。 【「燦彩糸(さんさいし)」プロジェクトで活用している地場産品の金銀糸】 ~京都府「ステップアップ補助金」と組み合せた支援~ ・ 京都府の事業である「中小企業知恵の経営ステップアップ補助金」は平成21年から実施されており、京都府中小企業応援隊の支援策として審査から交付決定まで、全て商工会議所に一任されている。当商工会議所にとっては、非常に効率的で迅速に対応出来る支援策の1つであり、経営支援においても有効に活用されている。 ・ 文字通り「ステップアップ」を目的としており、当該補助金から別の補助金(ものづくり補助金・持続化補助金等)の利用に繋がるケースも少なくない。 ~会頭のリーダーシップによる「会員増強運動」の成功~ ・ 当商工会議所では、廃業等に伴う退会者は毎年50~60者に上り、新規会員事業者の獲得で補填が追い付いていなかったが、平成29年度は「会員増強運動」に取組み、一年間で120者の新規会員事業者の獲得に成功している。この取組みは、会頭の大号令のもと地区振興会ごとに目標設定を行い、会員事業者を含めて当商工会議所が一丸となって取り組んだ成果である。 ・ 当商工会議所のような経済団体においては、トップが率先して活動方針を語ることが大事であり、様々な会合で会頭自らが会員増強運動についてその意義を説いていた。会頭自身の推進力が強い。 ■支援方法における工夫点 ~「やる気のある事業者」への支援強化~ ・当商工会議所では、以前は「広く浅く支援する」スタンスを取っていたが、今日では「やる気のある事業者をしっかり深く支援する」姿勢に支援方針も転換している。意欲の高い事業

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