平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書 商工会議所ヒアリング記録
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55 守山商工会議所(滋賀県) 所在地 〒524-0021 滋賀県守山市吉身3-11-43 実施日時 平成30年7月12日(火)15:00~17:00 管内小規模事業者数 1,793事業者(平成30年3月末現在) 経営発達支援事業の実施体制 職員24名(経営指導員3名、その他職員21名) 小規模事業者を取り巻く環境 守山市は人口約8万人、京都・大阪のベッドタウンとして、現在もなお人口増加が進んでいる。交通利便性の高さと水量の豊富な野洲川の伏流水を利点に、昭和30年代から化学・機械・繊維等の工場立地、新住民の流入に伴う商業サービスの新規出店が進展したが、大型量販店の出店に伴い、近年では小規模事業者数は減少傾向にある。 ■支援活動の方針・方向性 ~日常的な巡回・相談活動を通じた会員増を重視~ ・ 守山商工会議所(以下、当商工会議所)では、小規模な商工会議所であることに起因するマンパワー不足を「出来ない理由」にするのではなく、如何なる課題にも積極的に向き合う姿勢を大事にして活動している。小規模であることを逆手にとって、組織内の意思疎通を密にすることにより、きめの細かい活動を展開している。 ・ 会員事業者を巻き込みながら各種事業に取り組むことで、非会員事業者とのチャンネルも広げており、相談実績のある非会員事業者に巡回指導でフォローすることで入会を実現している。全体として小規模事業者が減少傾向にある中で、地道な活動で会員事業者増を達成している。 ■経営発達支援事業の取組み(成果につながる取組み等) ~守山市のバックアップによる巡回・相談活動の充実~ ・ 現守山市長は、中心市街地活性化計画の策定時に国土交通省から出向していた技官(当時)のため、当商工会議所の会頭や青年部メンバーとの信頼関係が厚く、市長就任後も良い連携ができている。必然的に守山市と当商工会議所の関係が良好なことから、同市当局からの財政的支援も得られて「巡回指導強化」に取り組めている。 ・ 平成28年度から当商工会議所の全職員による巡回活動に取り組んでおり、平成30年度も、嘱託職員を含めたメンバーでグループ分けを行い、巡回指導を強化している。 ・ また、巡回指導時に共済事業も併せて取り組むことで、当商工会議所の財源確保に努めている。 ~相談案件のフォロー対応~ ・ 当商工会議所では、電話、メールによる相談支援実績が「対目標値147%」と好調だが、窓口相談で応対した小規模事業者等も、アフターフォローの電話で「その後はどうですか?」と問合せをしている。相談案件のフォローであれば電話の目的が明快となるため、経営指導員も電話対応がしやすい。同市内の小規模事業者数が減っている中で僅かずつでも当商工会議所の会員事業者数を増やしているのは、こうした地道な活動が奏功していると考えられる。

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