平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書 商工会議所ヒアリング記録
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51 武生商工会議所(福井県) 所在地 〒915-8522 福井県越前市塚町101 実施日時 平成30年7月26日(木)15:30~18:00 管内小規模事業者数 3,024事業者(平成29年3月末現在14) 経営発達支援事業の実施体制 14名(経営指導員5名、その他職員9名) 小規模事業者を取り巻く環境 越前市は、平成17年に武生市と今立町が合併して発足した約8万人の人口を有する都市である。製造品出荷額等は福井県内1位で、古くからものづくりが盛んなまちであるが、その6割は少数の大規模事業者で占めており、市内の小規模事業者との取引関係はあまりない。多くの小規模事業者の経営環境は厳しさを増しており、従業員数の減少や後継者不足等の課題を抱えている。 ■支援活動の方針・方向性 ~小規模事業者の持続的経営に向けて伴走型の支援を徹底~ ・ 武生商工会議所(以下、当商工会議所)では、会員の大半が小規模事業者のため、小規模事業者の持続的経営に向けた支援について重点的に取り組んでいる。そのためにも、代行による支援は行わず、当商工会議所の職員が事業者と丁寧に向き合う伴走型支援を徹底している。 ■経営発達支援事業の取り組み ~持続化補助金の獲得に向けた独自フォーマットの提供~ ・ 持続化補助金の申請書では、補助事業の目的に沿って、自社の事業内容を整理して書くことができない事業者もいるので、当商工会議所では、事業者が書き込みやすいようにフォーマットを独自で用意している。また、職員個人ではなく、グループでノウハウを共有し、申請する事業者支援をしていることから、持続化補助金の採択率は、全国平均の約65%に対して、83%(コンサルタント経由の支援を含めると72%)と高い割合になっている。 ~創業後の積極的なフォローアップ~ ・ 事業者が創業した後はできるだけ訪問をするようにしており、その際、例えば持続化補助金を活用した後、マル経の利用を奨めたりしている。また、第1フェーズの創業スクール参加事業者には、伴走型支援として2年目の創業スクールを開催し、参加を促している。 ~需要開拓や販路拡大の機会の提供支援~ ○越前ものづくりフェスタ ・ 当商工会議所は、越前市、越前市商工会とともに「越前モノづくりフェスタ」の事務局を務め、サンドーム福井で約170者の展示会と即売会を行っている。来場者は3日間の開催期間中、約6万~7万人であり、B to Bの取引機会の提供だけでなく、同市内の事業者が同市民に対しても製品や事業者のPRをするとともに、販売する機会として活用してもらっている。 14 出典:「商工会議所における小規模企業支援の実施状況に関する調査結果」日本商工会議所、平成30年3月

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