平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書 商工会議所ヒアリング記録
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40 ・ 「GIS商圏分析サービス」を先行して取り組んでいる横須賀商工会議所(神奈川県)に訪問して活用方法を学び、当商工会議所でも「マケプラ(Market Platform)」11を導入して販路開拓支援に活用している。事業者に商圏分析レポートとして提供する。特に、創業者には効果的である。 ・ 平成29年度から、千葉市の商業・飲食店の開業支援を受ける際には当商工会議所に相談(マケプラを活用した分析)を受けることを条件としており、同市と連携して対応している。 ・ 商工会議所・商工会が運営している「ザ・ビジネスモール」には、当商工会議所でも約4,600の会員事業者が加入して参加している。 ~チェンバーズパックにより事業者情報を管理、今後は指導カルテに基づいて支援が必要な際に支援できる仕組みづくりへ~ ・ 当商工会議所では、事業者情報の管理には、「チェンバーズパック」という、事業者情報をカルテ的に搭載していくシステムを活用しており、その中で巡回した事業者のデータの要点を積み上げている。できるだけ訪問していない事業者を巡回するようにしている。ただし、小規模事業者は訪問しても経営者が不在の場合も多い。事業者の課題や要望に関する情報を収集し、チェンバーズパックに追記していき、経営指導員間で情報を共有している。今後は、経営指導員会議で報告等もしていくことを考えている。 ・ 実施事業が増えていく中で、事業者につきっきりの支援はできない。事業者に何かあった際に対応できる体制が重要であり、指導カルテを充実させながら、対応していくことが必要と考えているが、具体策は今後の課題である。 ・ 経営指導員の役割は、小規模事業者の経営改善普及にあるが中堅・中規模の事業者にも訪問を行っている。この訪問には、業況が伸びている事業者を掘り起こすという意味合いもあり、逆にその営業手法等の情報を小規模事業者に還元している。 ■支援体制や体制強化に向けた取組み ~当商工会議所が中核となり地域支援機関ネットワークを構築~ ・ 当商工会議所では、支援機関との連携について、経営発達支援計画推進会議を主催しており、行政は千葉県商工労働部経済政策課、産業支援技術研究所、千葉市経済農政局経済部産業支援課、支援機関として千葉県産業振興センター、千葉市産業振興財団、地元銀行(千葉・京葉・千葉興業)3行、千葉信用金庫、千葉県信用保証協会、千葉大学をメンバーに年複数回開催している。4年目を迎え意見交換も活発にできるようになり、経営発達支援事業以外でも連携母体としての機能も担うようになってきている。これまでは、同県の組織がコアとなったネットワークであったため、千葉全県での取組みの中の千葉市という立ち位置であったが、当商工会議所が主体となった連携組織が初めてできたことにより、同市を中心とした議論や取組みができるようになった。 ・ 各機関が実施していた同じ事業の調整もできるようになった。例えば、それぞれが実施していた創業セミナーの開催時期、事業の統合の調整等について話ができる土壌ができたのは、経営発達支援計画による大きな成果である。 11 全国のあらゆる商圏情報が簡単に検索・閲覧できる商圏検索サイト

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