平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書 商工会議所ヒアリング記録
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38 ~来所相談からの事業計画策定支援対象者の選定~ ・ 巡回訪問の一方で、課題意識を持った事業者が自発的に当商工会議所に来所して経営相談を行うケースも多い。当商工会議所に来所する事業者の相談内容は、金融相談が多いが、相談の内容から様々な課題を抽出して事業者の経営改善を図る中で、事業計画策定支援が必要であれば事業計画策定に動いていく。 ・ また、複雑で高度な相談に対応するため、当商工会議所の中に専門相談センターを設置しており、決まった曜日に外部専門家を招いて専門相談を行っている。従って、経営指導員と各分野の専門家の合わせ技で経営計画策定支援を行っている。特に持続化補助金の関係もあり、商工会議所を通さなければいけない案件が制度的にいくつも出てきており、近頃は、当商工会議所への来所相談件数が一層増えている中で的確に課題を抽出して対応している。 ~地域外のマーケット開拓に向けた「幕張メッセ」で開催される展示会への共同出展支援~ ・ 千葉市は都心からのアクセスがよく、商圏が閉ざされていないので、限られたエリアでの販路開拓が難しい。そこで、地域外のマーケット開拓支援に力を入れること、同市内の大規模展示施設「幕張メッセ」での展示会を活用することが有効と考えた。 ・ 商圏が広い工業者支援として、当商工会議所では、「CEATEC JAPAN」への出展支援を経営発達支援事業の2年目である平成28年度から行っている。当展示会で、「夢シティちばイノベーションプラザ」と銘打った当商工会議所のブースを設置し、8者の小規模事業者が出展した。支援に当たっては、当展示会は小規模事業者にとってメジャーすぎることも影響して、出展事業者の掘り起こしに苦労した。巡回訪問や来所相談の中で、光るものがある事業所を掘り起こし、出展支援を行った。 ・ 小規模事業者は人数的にも資金的にも参加が厳しく出展準備の対応も難しい。そこで、当商工会議所の経営指導員が出展事業者に何度も足を運び、事業者の特徴や製品・技術等の強みを聞き出し、1枚の展示パネルにまとめあげた ・ 会期が4日間あり、小規模事業者が全日参加することが難しいことや商談スキルが高くないことから、当商工会議所の経営指導員が前面に出て説明等のPR支援を行った。経営指導員にとっても具体的な説明・商談の場に立ち会えることが有効な経験となった。 ・ 出展事業者からは、自らの強みやPRの仕方を改めて見直す場となったと評価を得た。また、経営指導員にとっても事業者の強みや特徴を引き出して簡潔にまとめる訓練になった。 ・ 小規模事業者が招待した取引先からの評価も得て、事業者の信頼アップにも貢献した。 【経営指導員と事業者が連携して作成したパネル】

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