平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書 商工会議所ヒアリング記録
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32 高崎商工会議所(群馬県) 所在地 〒370-8511 群馬県高崎市問屋町2-7-8 実施日時 平成30年6月26日(火)16:00~18:00 管内小規模事業者数 8,631事業者(平成28年4月1日現在8) 経営発達支援事業の実施体制 職員25名(経営指導員12名、その他職員13名) 小規模事業者を取り巻く環境 高崎市は人口約37万人を擁する中核市である。古くから交通の要衝地であり、商業のまちとして発展してきた。 近年は、年間商品販売額が増加しているものの、小規模小売店の経営環境は厳しい状況に置かれている。 工業については、高崎市内各地に工業団地が整備されており、工業事業所数は群馬県内でも上位に位置する。同県内他市と比べて、多種多様な業態が多い。 ■支援活動の方針・方向性 ~支援は「人」、組織全体のレベル向上を重視~ ・ 高崎商工会議所(以下、当商工会議所)では、小規模事業者を支援する専門家や組織が多数ある中で、かなり以前から商工会議所の存在意義に対して危機感を抱いていた。その中で、事業者に商工会議所の存在を認めてもらうためには、実績を積んでいくことが重要と考え、常に、職員全員がそのことを念頭に置きながら支援活動に取り組んでいる。 ・ 支援は「人」と考えており、各職員が意識を高く持って取り組めるかに尽きる。特化したすごい人がいるわけでなく、職員全体のレベルを上げることが重要と考えている。 ■経営発達支援事業の取組み(成果につながる取組み等) ~巡回時は必要なデータを持参し、データを事業者に提供~ ・ 当商工会議所では、事業者支援に当たって、職員ごとに担当事業者を決める担当制を取り入れている。職員は事業者とのコミュニケーションを密に取り、事業者の現況やニーズを聞き取り、各事業者の状況を把握して、その流れの中で、多様な支援策の中から適切な支援、必要とされる支援を自分たちで考えて提案している。 ・ 経営指導員による巡回及び窓口相談件数は、平成29年度末現在で延べ8,757件を数えている。職員1名当たり、400~500事業者を担当しており、知っている事業者をまわるだけでも、フォローアップ事業者数の実績数が増える。経営発達支援事業の利用について、事業所に飛び込みで説明に行く場合もあるが、多くは普段のネットワークの中から見出している。 ・ 巡回時には、必要なデータを持参し、事業者にデータを見える形で提供している。以前は有償のエリアマーケティング情報を利用していたが、最近はRESAS等を通じて、数値やグラフ化された分かりやすいデータが入手できるので、経営分析資料と合わせて事業者への提供を行っている。 8 出典:「平成28年度経営発達支援事業実施状況調査」中小企業庁

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