平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書 商工会議所ヒアリング記録
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27 ・ 当商工会議所が施策利用の実績を上げている要因としては、職員間で施策の勉強会を開催していることや、他の商工会議所よりも早く施策情報を収集して支援を始めたこと、桐生市やNPO法人北関東産官学研究会のコーディネーター等の様々な機関と連携しながら事業者に深く関って支援したこと等が挙げられる。 ・ 平成24年度頃から、ものづくり補助金申請支援を始めており、補助金申請支援マニュアルを作成した。申請者や支援者の視点から要点だけを押さえた支援マニュアルを作成した。その構成は、「補助金対象となる制度がない場合の対応」→「補助対象となる制度はあるが、募集期間でない場合の対応」→「補助対象となる制度がある場合の対応→補助金採択をされた場合の対応」→「補助事業終了後の対応」といった、支援の流れに沿った分かりやすいものにしている。 ~製造業の開発支援として大学や研究機関を紹介~ ・ 当商工会議所の管内に多い小規模製造事業者に対しては、個社支援として現場改善支援や開発支援を行っている。開発に関する相談は多く、群馬県の繊維工業試験所や産業技術センターへの相談に同行し、課題解決に対する補助金の紹介や設計ができる専門家を派遣したりしている。 ・ 群馬大学、前橋工科大学、足利大学、群馬工業高等専門学校の4校と連携したグループ「りょうもうアライアンス」を結成し、試験機器情報や教授の専門分野情報の共有、技術相談があれば研究者を紹介してもらっている。 ~産業観光と連携したものづくり支援~ ・ 平成5年に、地域づくりと産地活性化を目指した「ファッションタウン構想」を当商工会議所で策定し、その推進のための協議会を立ち上げて、地域資源を活用した内発型地域振興を図ってきた。その取組みの一環として、同市を代表する地域資源である、のこぎり屋根工場の保全・活用を産業観光の視点から進めてきた。例えば、マフラー・ストールの製造業者の掘り起こしや、その製品の開発・ブランド化を推進するとともに、ものづくり事業者に、のこぎり屋根工場に入居して活動してもらい、まちの魅力を高めていくために、持続化補助金を活用した店舗改装等の支援を行っている。 ~新製品開発に取り組む作家と製造業者の連携支援~ ・ 当商工会議所では、「ものづくりのまち」をPRしていくために、デザイン性の優れた作家と技術力のある製造業者とマッチングし、連携して新商品の開発や情報発信、販路開拓に取り組んでもらう「Room of KIRYU プロジェクト」を推進している。首都圏の市場開拓に向けて、東京で開催される展示会に出展した結果、新たな販路の開拓や作家同士の横のつながりの構築につながった。展示会での商談等は事業者に主体的に取り組んでもらい、当商工会議所は側面支援を行っている。

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