平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書 商工会議所ヒアリング記録
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22 千曲商工会議所(長野県) 所在地 〒387-0011 長野県千曲市杭瀬下3-9 実施日時 平成30年7月9日(月)10:00~12:10 管内小規模事業者数 1,257事業者(平成28年4月1日現在7) 経営発達支援事業の実施体制 14名(経営指導員3名、その他職員11名) 小規模事業者を取り巻く環境 千曲市の人口は6万人弱で、近年は減少傾向が続いている。首都圏と北陸圏を結ぶ上信越自動車道と中央自動車道、長野自動車道が交わる更植ジャンクションがあり、最先端のハイテク産業、精密加工業、食品産業が集積している。製造業の事業所数は減少傾向にあるものの、製造品出荷額等は横ばい傾向であることから、小規模事業者が減少していると予測される。 市内を流れる千曲川によって育まれた肥沃な大地では、花弁栽培や果樹栽培が盛んである。特に、杏の産地として知られている。 ■支援活動の方針・方向性 ~販路開拓支援を主とした多彩な面的支援に取り組む~ ・ 千曲商工会議所(以下、当商工会議所)管内の事業者数の減少傾向が続く中、新たな事業者の創出を目指して創業者支援に力を入れている。 ・ 製造業では企業グループや展示会出展、産学連携への支援、杏等の農産品のブランド化等、地域特性を活かした面的支援を実施し、地域産業の活性化を目指している。 ■経営発達支援事業の取組み(成果につながる取組み等) ~「創業スクール」受講者の約25%が創業~ ・ 当商工会議所では、創業支援として、「創業スクール」を平成27年から開催している。平成29年までの3年間で51名が受講した。うち約25%に当たる13名が新規創業し、創業をきっかけに当商工会議所へ加入する事業者も多く、会員事業者数の増加につながっている。受講者は30代を中心に、現在、企業に勤務している創業希望者が多い。若い講師を招いており、楽しい雰囲気が受講者から好評を得ている。全14日間のカリキュラムと比較的期間が長くなっているが、企業の勤務者が参加しやすいように、スクールの開催日時を平日の18:30~20:30(一部、違う時間帯あり)に設定しているため、欠席者は少ない。卒業生の交流会を開催しても参加者が多い。平成27年には、中小企業庁が実施している創業スクール選手権のファイナリスト8名に選ばれた事業者もいる。 ・ 千曲市が策定した「創業支援等事業計画」の特定創業支援事業に位置付けられており、受講を完了した創業者は優遇措置(「株式会社設立時の登録免許税の減免」「創業関連保証の特例」)を利用できる。 ・ 同市、戸倉上山田商工会(長野県)、金融機関と連携して、「ちくま創業サポートデスク」を設置している。この事業も特定創業支援事業に位置付けられている。 7 出典:「平成28年度経営発達支援事業実施状況調査」中小企業庁

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