平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書 商工会議所ヒアリング記録
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21 ~地区担当の広域指導員との連携体制でより専門的な支援を実現~ ・ 長野県商工会議所連合会が長野県の補助金を活用し、同県内5地区に広域専門指導員を2名ずつアドバイザーとして配置している。当商工会議所を担当する同県諏訪地区の広域専門指導員は、諏訪市、岡谷市、茅野市の商工会議所も担当している。広域専門指導員は、中小企業診断士等の有資格者で、専門的な相談への対応が可能で、経営課題を整理して、支援機関等とのネットワークを活かして各機関とつなぐ役割を担っている。経営指導員にとっては、事業承継の相談への対応や製造業の技術知識など、多様な専門的知識について相談できるため心強い。同地区の広域専門指導員は3年ごとに4商工会議所を移動していくので、各商工会議所のつなぎ役にもなっている。 ・ 「ものづくり支援センターしもすわ」のコーディネーターと当商工会議所の経営指導員、広域専門指導員による連絡会を月1回開催し、ものづくり支援に関する情報交換を行っている。ものづくり支援センターのコーディネーターは製造業支援、経営指導員はその他の業種の事業者支援、広域専門指導員は関連支援機関等への橋渡しといった役割分担ができており、その役割分担がうまく機能している。 ・ 地元開催の展示会として、NPO諏訪圏ものづくり推進機構が、前述の4商工会議所に2商工会(原村商工会、富士見町商工会)を加えた諏訪平を網羅する地域のものづくり企業の技術PR、情報交換、商談・販売促進に向けて「諏訪圏工業メッセ」を開催しており、6経済団体はその企画・運営や出展者募集、ガイドブックの作成を行っている。当展示会への出展支援も行っている。 ~事業承継支援力の向上に向けた取組み~ ・ 当商工会議所では、今後、重要テーマとなる事業承継支援のスキルアップを目指した取組みを始めている。個人事業者の承継相談力を高めるために、スモールビジネスのM&A事業者を講師に迎えて、所内研修会を実施した。また、広域専門指導員が事業承継の相談に関する想定問答集を準備し、当商工会議所の経営指導員に配布した。 【諏訪圏工業メッセの推進体制】

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