平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書 商工会議所ヒアリング記録
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16 ~集客力のある地元開催展示会への出展支援と丁寧なフォローアップ支援の実施~ ・ 当商工会議所の販路開拓支援においては、伴走型小規模事業者支援推進事業として、新潟市内で開催している展示会(「フードメッセin にいがた」「にいがたBIZ EXPO」)への出展を支援している。会場が同市内にあり、開催日数も2~3日と短いため、事業者にとって負担が少なく出展しやすい。「フードメッセin にいがた」は食を中心とした国際総合見本市で、平成29年は全出展者数450者、来場者は3日間で1万33人であった。当商工会議所の支援を受けて10事業者が出展した。 ・ 「にいがたBIZ EXPO」は新潟県内最大級の商談型産業見本市で、平成29年の出展事業者数184者、来場者数は2日間で1万1,390人を数える。当商工会議所の支援を受けて9事業者が出展した。 ・ 展示会出展に向けた準備支援として、事前の個別相談やニュース・プレスリリース・セミナー等を実施している。 ・ 開期中は、専門家が出展事業者の様子をみて、「展示はこんな風にしたらいい」「商談はこんな風にしたらいい」といったアドバイスをその場で行う。また、フォローアップが重要なので、開催後に専門家のアドバイスや改善点のポイント等を事業者ごとにまとめた報告書を当商工会議所が作成し事業者に渡している。 ・ 出展事業者にはアンケート調査を実施し、商談成立件数等を把握している。 ・ 今後は、首都圏、海外の展示会出展・市場開拓につなげていく。まずは首都圏への販路開拓として、東京都の秋葉原にある食品館への出店支援を考えている。 ~海外展開支援を強化~ ・ 今後は事業者の経営規模を問わず、当商工会議所では、海外進出等の支援に力を入れていきたいと考えている。製造小売業・食品製造業の事業者を対象に、海外の展示会の出展も検討している。 ~地域振興は別部署で対応、経営発達支援事業は主に個社支援を推進~ ・ 当商工会議所の中小企業振興部が主となって個社支援を実施、事業部まちづくり支援課で、中心市街地活性化等地域振興や街づくりに関する事業、事業部総合政策課で、観光・コンベンション振興事業等を行っている。経営発達支援計画でもこれらの地域振興に係る事業の位置づけはしているが、個社に重点を置いているため、地域経済活性化に関する取組みとは一線を画して支援活動に当たっている。 ■支援体制や体制強化に向けた取組み ~経営相談課を中心とした実施体制、巡回は全職員で対応~ ・ 当商工会議所では、経営相談課を中心に経営発達支援計画を推進している。 ・ 事業者に対する担当制もないが、相談等を最初に対応した経営指導員が引き続き支援していくことが多い。経営指導員が専門家と一緒に事業者を支援することも行なっている。 ・ 巡回は、3年間で全会員事業者を訪問している。毎年1,500事業者を当商工会議所の職員約30名で巡回するので、職員1名当たりの件数は年間50者と、それほど大きな負担となっていない。巡回する事業者のターゲティングは特にしていないが、今年は10年会員事業者を

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