平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書 商工会議所ヒアリング記録
12/96

8 ■支援体制や体制強化に向けた取組み ~研修会等に参加しやすい環境づくり~ ・ 当商工会議所では、以前は外部研修も岩手県内で実施される指導員研修や中小企業大学校の基礎研修を受講するぐらいだった。現在は、中小企業相談所長が業務スケジュールの管理の下に職員が研修会に参加する時間を確保し、必要な研修内容や経営指導員等からの希望を踏まえて研修計画を作成して、計画的に職員が研修会を受講できる環境づくりに努めている。 ・ 研修は受講内容の習得とともに、他団体の職員と情報交換ができ、業務のヒントや刺激を受けられるといった効果がある。受講する際には、必ず事前準備を行い、受講後は当商工会議所内で報告・共有することで、自らの復習にもなり、職員全員のスキルアップにつながっている。 ・ 性格診断セミナーに職員全員で参加したことがあるが、自身や相互の性格を認識できて、相互理解にもつながり内部のコミュニケーションもよくなった。事業者の担当を決める際、相性についてかなり配慮しているので、担当を決める際にも参考にしている。 ・ スキルアップに必要なテキスト・書籍等は積極的に当商工会議所で購入し、手に取りやすいところに保管して全員で活用している。 ・ 常に学びは必要なので、若手職員だけでなくベテラン職員の研修も必要と考えている。若手向け研修にベテラン職員は行きづらいので、年齢よりも、分野・テーマごとのレベルで研修会を企画すれば、ベテランも研修に参加しやすくなり、ベテランの能力向上につながると考えている。 ~支援力を高めるための「チームビルディング」~ ・ 小規模事業者支援法が一部改定され、経営発達支援計画の認定が始まったと同時に、当商工会議所では支援チームづくりに取り掛かった。小さい組織の改革は難しいが、チーム力を高めることが重要と考えた。経営指導員がリーダーとなり3チームに分け、中小企業相談所長が全体のリーダーを担う。 ・ 事業者との節目の打ち合わせには、必ず事業者、当商工会議所担当職員、中小企業相談所長の三者で面談する。複数の視点で事業者の課題を整理でき、担当職員も不安なく対応ができる。また、小売・サービス業に対しては、契約職員2名も支援者として事業計画の作成や巡回も行う。 ・ チームで取り組むことにより、当商工会議所職員の資質は全体に向上し、バラつきは減少しており、相互に刺激し合える関係性ができてきている。 ・ 実績数での個人評価は組織として行っていない。当商工会議所に相談して良かったと思ってもらえる事業者を増やすといった根幹の目標に向けてチームで取り組んでいる。

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る