平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書
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5 (2)高業績、低業績を生み出す要因の仮説設定 「データ分析」「経営発達支援計画のレビュー」「第三者評価のレビュー」の結果から高業績を生み出す要因として下記の仮説を整理した。 【「データ分析」「経営発達支援計画のレビュー」「第三者評価のレビュー」の結果を踏まえた 高業績を生み出す要因の仮説】 ① 規模が大きい団体の方が活動数や成果が高くなる傾向がある。 ② 組織資源が比較的多い団体は相応の業績に結び付いている。 ③ 事業者への活発な支援、その結果として成果 (事業者の売上・利益) が発現していることが地域内の未会員事業者にも認知されている可能性と、HP群の団体は新規加入能力 (その内の一つとして情報発信力もある) が高い可能性がある。 ④ 「基礎データの把握」「経営状況分析の実施」 という作業は高業績に寄与している (高業績の前提) 可能性がある。 ⑤ 「事業計画策定」「策定後のフォローアップ実施」 が売上・利益の向上に寄与している可能性がある。 ⑥ 需要開拓支援が事業者の売上・利益向上にとって非常に重要な支援になっている可能性がある。 ⑦ 「持続化補助金の利用支援」 が高業績に結び付いている可能性がある。 ⑧ 新しい制度を積極的に活用する姿勢が高業績に寄与している可能性がある。 ⑨ 支援活動等に対する基本的考え方・方針が存在すること、団体自身の組織のあり方、経営指導員等のあり方についての問題意識が高く、組織マネジメントの卓越性が高業績を生み出す要因になっている。 ⑩ 普段から職員間の議論が活発に交わされており、曖昧なものを曖昧なままとせず、主体的に意味を明確化する努力が職場で行われている可能性がある。 【「データ分析」「経営発達支援計画のレビュー」「第三者評価のレビュー」の結果を踏まえた 低業績に留まる要因の仮説】 ① 商工会認定済み団体においては、「地域経済動向調査件数」 自体は個別企業の売上・利益の向上に結び付かない可能性が推察される。 ② 商工会議所認定済においては、「小規模事業者に対する巡回訪問件数」 自体は個別企業の売上・利益の向上に結び付かない可能性が推察される。

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