平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書
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78 3.新たに見出された支援力向上要因 (1)自治体や関係機関等との連携 組織規模が小さい、または経営資源が限られている商工会・商工会議所も、会員事業者や地域の事業者、関連団体等との連携により、支援体制の強化を図って、成果を挙げている団体もあった。商工会・商工会議所が保有する限られた経営資源で、一連の支援を行うために、関係機関等と積極的に連携を取り、支援体制及び支援内容の充実を図っている。主な連携として、下記のような連携が取り組まれている。 1)関連機関との情報共有・連携 地域の他支援機関や金融機関と情報交換や共同で勉強会を開催し、支援力を高めている。 また、関係機関や自治体との連携のもと、商工会・商工会議所の限られた経営資源で支援活動の充実を図っている。例えば、組織規模が小さい商工会では、都道府県の商工会連合会の支援策の活用により支援メニューの充実を図っている団体もある。自治体や金融機関等と、定期的な情報交換や勉強会に加えて、共同で支援事業を実施することは、支援力の強化につながる。 ~金融機関や周辺商工会等との多様な情報交換の場を設定~ ◯金融事務連絡会議 • 沖縄振興開発金融公庫の主催により、八重瀬町商工会を含む南部地区の商工会、那覇商工会議所、浦添商工会議所が参加する会合である。マル経融資の運用に関する情報交換会で、地域の経済状況や小規模事業者の現状・課題、最新の金融情報等を共有する場として、年2回開催している。 ◯金融情報交換会 • 経営発達支援事業に伴って新たに開催するようになった場で、当商工会のほか、八重瀬町の担当課と八重瀬町内3行の金融機関が参加する情報交換会である。金融動向や商工業振興策、小規模事業者の支援策等、幅広く意見交換を行い、年4回開催している。 ◯南部地区問題・課題発掘意見交換会 • 沖縄県商工会連合会主催の座談会である。平成24年頃から実施されている。各地域での課題を深掘りし、具体的な支援策について議論する場である。南部地区商工会の経営指導員、沖縄県商工会連合会の担当課、スーパーバイザーなどが参加し、年3回開催している。 ◯南部3市町商工会による情報交換会 • 当商工会と南城市商工会、与那原町商工会の3者で実施しているもので、セミナー事業等を連携して行っている。近隣の商工会とは、例えば、セミナー講師の選定であれば、「どの講師が分かりやすいか」 といった情報の共有を行っている。 (八重瀬町商工会)

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