平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書
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76 ②支援策活用の成功事例の発信 支援策の活用事例や成功事例は小規模事業者の関心が高く、具体的な事例に関する情報発信により、商工会・商工会議所の支援活動の周知を図り、支援策の活用促進に加えて、新規加入につなげている。 特に、小規模事業者は、業種、業態、地域が同じなど、自分に照らし合わしてみることができる支援策の活用事例や成功事例に高い関心を持っており、身近な近隣の小規模事業者や同業者の支援策活用事例を発信していくことも有効である。 ~新聞折り込みチラシ等で会員以外も含めて島内の全事業者に情報発信、口コミによる伝播~ • 屋久島商工会の相談件数等の増加は、当商工会の会員以外の事業者も含めて島内の全事業者に情報を知らせるために、補助金等の案内の郵送や新聞の折り込みチラシでPRしたことが大きい。それが口コミによって広がり、紹介から紹介につながって掘り起こしが進んだ。 • 成果の上がった事業者の口コミの影響が大きく、特にIターンの事業者は、コミュニティ (車が鹿児島県外ナンバーであることでIターンであることを知り、お互いの店に行くということを通じて情報交換している。コミュニティが出来ている) があるので、情報の広がりが早い。移住してきた事業者が補助金を積極的に活用する傾向がある。 • 当商工会の会員以外の事業者も、郵送や折り込みチラシを見て、また、ホームページを通じてメールで、あるいは、会員事業者からの紹介で相談に訪れる。相談後に当商工会への入会という動きがあり、特に創業支援を行った事業者はその傾向が強い。 (屋久島町商工会) ~商工会ニュースや理事、総代ネットワークを活かした情報発信による商工会活用の促進~ ・太宰府市商工会には、以前は横とのつながりを求めて入会する事業者が多かったが、近年は成果を上げたいという事業者が増えている。 ・「商工会は祭ばかりをしていて役に立たない」 と思われていたところ、10年前から商工会ニュースの取組みをはじめたことで、会員事業者の意識も 「商工会に入っていると色々な情報を入手できる、役に立つ」 という形に変化してきている。また、補助金を使って成果が上がれば、同業者への紹介や商工会の入会を勧めてくれている。 ・当商工会の利用度調査を行っているが、いまだに当商工会を全く利用していない会員事業者の割合が多い。当商工会の会長も改善しなくてはならないと思っており、理事から総代へ、そして総代から会員へと情報が行き届くように組織のネットワーク強化に取り組んでいる。 (大宰府市商工会)

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