平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書
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66 ~若手後継者ネットワークづくり~ • 事業承継が課題となる中、若手後継者が加入している蒲郡商工会議所青年部は、会員事業者数が7~8年前の31者から平成30年には100者近くに増え、若い世代のネットワークができつつある。青年部が中心となって進めている 「蒲郡シティセールスプロジェクト」 をきっかけに活動が対外的に見えるようになってきたことが挙げられる。 • このように、個社支援の事業者が面的支援を活用し、さらに面的支援の取組みの中から、事業者からの相談等を受け、個社支援先を見出すといった双方向の流れができてきている。 (蒲郡商工会議所) 2)支援力向上ポイント ①ブランディングや情報発信力のある面的支援 人口規模が小さく、地域の購買力が限定的な地域では、地域外の販路開拓が不可欠である。しかし、個社支援による販売促進支援は限界があることから、面的支援として、地域資源を活用した商品のブランド化や情報発信に取り組み、複数の小規模事業者に共同で参画させることで、販路を開拓していくことがより高い効果につながる。 ~地域資源を束ねて売り出す「個店支援+全体戦略」を重視~ • 甲賀市内には様々な地域資源があるが、これらを束ねて発信することで小規模事業者の事業の成功に繋げることが重要だと考えている。甲賀市商工会のスタンスは、「商工会は本来、個人戦よりも団体戦が得意」 であり、経営発達支援事業に取り組む際にも 「個店支援+全体戦略」 の視点が大事であるというものである。このため、地域資源を取りまとめて売り出す事業を重視して取り組んでいる。 • 最近でも、平成29年まで 「小規模事業者地域力活用新事業全国展開支援事業」 を活用して、信楽支所を中心に地域産品 (陶器・お茶・お酒) の売り込みを行った。また、平成29年からは 「甲賀忍者」 を活かした包装資材 (段ボール) による販路開拓手法を開発中である。擬態・溶け込む・情報収集など、新しい視点で甲賀忍者を捉え直し、滋賀県立大学とのコラボレーションによる試作品を開発した。 • いずれも当商工会の支所単位で発意して取り組まれており、地域の成り立ちや資源を大切に、地域の事業者との関係性を重視した日々の活動の中から生まれた事業である。 (甲賀市商工会) 【全国展開支援事業に係る広報 リーフレット】

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