平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書
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60 ~ものづくり企業の集積を活かした企業グループ活動の推進~ • 千曲市には、下請け型の小規模製造事業者が多く、同業者間ではライバル関係にあったため、これまで、相互の踏み込んだ事業内容を知らない事業者が多かった。しかし、受注量の減少による危機感も高まり、競争から協創へと転換し、連携による競争力強化を目指して事業者グループ作りが進んだ。 • 現在では、千曲商工会議所と戸倉上山田商工会が工業振興を目的に設立した千曲市工業振興協議会のもとに、プラスチック金型設計事業者のグループ 「ものづくり千曲プラネット」(加入者約40事業者)、「金属加工ネット千曲」(加入者約70事業者)、「食品ネット千曲」(加入者約30事業者) が活動している。 • グループづくりには、千曲市工業系技術アドバイザーがブラスチック金型の専門家だったことから、プラスチック金型の製造業者に働きかけることからスタートした。当商工会議所が事務局となり活動をサポートした。現在は、同市が事務局機能を担っている。 • 主な活動内容は、情報交換会、工場見学会、視察研修、講演会開催等の他、同市の支援を受けて、首都圏等で開催される展示会に事業者グループとして共同出展をしている。 (千曲商工会議所) ~定住人口を増やし消費購買力を高めるため不動産事業に取り組む~ • 士幌町商工会では、人口減少の歯止めをかけ、地域内の消費購買力を創出するため、「士幌町商工会定住人口増加支援事業」を実施している。 • 経営改善普及事業指導業務の一環として、賃貸住宅不動産事業への投資者の発掘や空き店舗等の案件紹介を実施していたところ、取扱い件数や不動産売買の相談等が増えてきたため、経営指導員と補助員の2名が宅地建物取引士の資格を取得し、当商工会の定款を一部改正、宅地建物取引業の認可を取得し、当商工会の事業として不動産業に取り組んでいる。これまで、行政と連携した事業者誘致を図るなどの取組みにより北海道内の他の市町村と比較しても人口減少率は少なくなっており、一定の成果が見られる。 • 地域振興策として不動産事業による定住人口の確保を促進し、その結果創出された消費購買力に対応した事業者の個者支援を実施していくことにより士幌町の活性化を図っていく。 (士幌町商工会)

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