平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書
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52 【金沢本舗Webサイト】 ③ICTを活用した販路開拓支援 地域内で取引先や販売先の確保が困難な地域では、地域外の販路開拓支援に向けて、通信系販路開拓ツールを利用した販売先の開拓が効果的である。 ~地域外への販路開拓のために通信系販路開拓ツールの利用等を支援~ • 今後は、足尾町を超えた商圏 (日光市、群馬県みどり市等) への販売実績を生み出していかないと、町内の事業者が事業を継続することは難しいと思われる。そのためには、平成29年度販路開拓事業でも使用したSNS等の通信系の販路開拓ツールを利用して、域外への販路開拓の重要性を周知させていきたい。業種にもよるが、今はSNSで様々な情報を事業者が発信していけば、事業者の年齢に関係なく、どこでも引き合いが来る可能性がある。建設業のように販路開拓ツールを活用しても、すぐには効果が現れない業種もあるが、足尾町商工会としては域外への販路開拓の重要性を事業者にPRしていきたい。 • 持続化補助金を利用してホームページを立ち上げた事業者は、家庭用電器製品小売業と旅行業者代理業 (サービス業)等が4者ある。ホームページを立ち上げた結果、前者は営業努力や電気設備工事士の資格を持っていたこともあって、電気工事のリピーターからの電化製品の注文も増え、日光市内の他地域や鬼怒川温泉等の周辺地域への販路が拡大した。後者は、もともと写真業から出発して旅行業者代理業に進出して、さらに旅館業に進出した。 • 他に地域の靴店がフェイスブックを始め、飲食店がラインを活用して今後、売上の増加を目指していく。 (足尾町商工会) ~ネット販売の経験を持たない小規模事業者にノウハウや可能性を探る場を提供~ • 鶴来商工会では、商品の賞味期限が短いといった理由から、ネット販売に取り組んだことがない事業者がエントリーできるショッピングモール 「金沢本舗」(運営:能登印刷) の出店を促進している。これを活用してもらうために、商工会事業として、当商工会の商業サービス部会に所属する事業者を対象として1店舗あたり2商品までの1年間限定で、ホームページ作成費用を支援している。 • 個店がホームページを作成してもなかなか反応がないが、複数店舗の集まるショッピングモールとすることで、特に少額商品に対して多くの反応があった。 • こうした取組みを試行することで、各店舗におけるネット販売のノウハウや可能性を探ってもらうことを目的としている。ただし商品の包装、見せ方、商品開発などの意欲に差がある、参加者が限定的、といった課題もみられる。 (鶴来商工会)

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