平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書
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48 ~事業者規模に応じた販売会・商談会の開催~ • 高崎商工会議所では平成26年度から、首都圏への販路開拓支援に取り組んでいる。国の補助事業採択を受け、東京駅や新宿駅、船橋ららぽーと等、首都圏の施設にて販売会を開催するほか、平成28年度からは首都圏バイヤーを対象とした商談会を開催することで、中長期的な販路拓大支援を実施している。その一方で出展者の大半は中規模事業者であり、小規模事業者からは遠方の首都圏の展示会に参加するのは難しいということから、平成28年度より小規模事業者向けには、「伴走型小規模事業者支援推進事業補助金」を活用し、群馬県内の大型商業施設 (イオンモール太田、スマーク伊勢崎) での販売事業を実施することで、同県内商圏の拡大を支援している。平成30年度はさらに、小規模事業者が出展しやくするために、高崎市内の大型商業施設であり、広域な集客力を有する 「イオンモール高崎」 で実施する予定である。 (高崎商工会議所) ~ビジネスマッチング商談会「御食つ(みけつ)国志摩ええもん商談会」の開催~ • 志摩市商工会では、「あかもく (海藻)」 や 「ガンガゼ (ウニの一種)」、「きんこ (隼人芋:さつまいもの一種)」 を活用した本格芋焼酎 「志州隼人」 などの地域資源を活用した特産品やおみやげなどの観光商品開発に取り組んでいる。また、地域資源を活用した特産品の出口戦略を重視し、生産者の販路開拓スキル向上とビジネスマッチングに特化した取組みにチャレンジしている。こうした取組みを実践する場として、約10年前から 「『御食つ (みけつ) 国志摩』 ええもん研究会」 を毎年開催している。 • ここでは、生産者と加工業者が毎年6月頃から半年間にわたり、開発商品を流通にのせるための価格設定のノウハウやバイヤーとの交渉技術を取得するために4~5回開催される勉強会への参加が義務付けられており、当商工会の職員も参加する。そして、その成果を実践する場が 「『御食つ (みけつ) 国志摩』 ええもん商談会」 である。商談会では、研究会の参加事業者が開発した商品を展示して、バイヤーと商談を行う。志摩市内事業者の中には商談会に出たことがない人もいるため、まずは商談会の参加経験を蓄積するための機会を提供し、より大きな商談会への参加につなげている。 • バイヤーとの商談について、名刺交換だけで終わらないよう、外部専門家にフォローアップを依頼している。外部専門家は、研究会のコーディネーターとしても事業者に伴走しており、当商工会と一体となって支援に取り組んでいる。 • 専門家や同市内事業者同士のネットワーク構築、補助金等の情報収集の場としても機能している。 (志摩市商工会) 【あかもくを活用した商品パンフレット】

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