平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書
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38 ③能力開発効果を高める取組み OFF-JT研修やOJT研修により支援者の支援能力を開発・向上させ、高める取組みが全般的に多いが、以下のような特徴的な取組みも見られた。 OFF-JT研修では、支援人材を希望する研修に参加させ、受講後に研修内容を会議で発表してもらい、知識を組織で共有したり、事務所に直接講師を呼び、テーマを明確にした少人数の研修を受講したりする等で、研修効果を高めていた。 OJT研修では専門家派遣に経営指導員が同行し、専門家の実践的なノウハウを吸収したり、経営指導員を商工会議所会頭の会社の海外事務所に短期間派遣し、海外販路開拓支援のノウハウを学ばせたりしていた。 ~職員間で相互に教えあいレベルアップを図る~ • 高崎商工会議所では、所内での情報共有を重視して取り組んでいる。担当業務に当たる職員が担当外の職員へ情報と知識の共有を図っている。外部の研修機会については、職員は自発的に参加したい研修を申請し研修を受けるようにしている。参加した職員は、レポートでなく、毎週月曜日の全体会議で全職員に報告している。 (高崎商工会議所) ~3人のスタッフで所内研修会を実施~ • 足尾町商工会では、個社支援の充実を図るために、平成29年からスキルアップ勉強会として、当商工会に講師を招いて職員向け資質向上セミナーを年2回実施している。職員3名で受講しているので講師とも膝を詰めた意見交換ができる。具体的な内容は、財務分析と分析を活用した施策の考案、SWOT分析、売上計画、行動計画の立て方等で、これまでに 「経営分析から事業計画策定における考え方」 や 「マーケティングとブランド」 等のテーマを立てて実施している。 (足尾町商工会) ~明確な習得テーマを設定した研修会の実施~ • 能代商工会議所では、「職員一人一人が当商工会議所の商品である」 との考えから、職員の教育・研修は力を入れている。特に、職員の意識が一番重要であると考え、意識改革に重点を置いている。 • 日常的な情報交換は、週1回、食事しながら、和やかな雰囲気の中で、指導員ミーティングを実施している。先輩の手法を聞くこともでき、他の職員の経験を聞くことで、それぞれの支援の幅が広がっている。 • 年2回開催する研修では、経験年数別に職員2~3名のチームを編成して、チームごとに1名の講師を招聘し、それぞれ必要な研修を受けている。2~3名だけで研修を受けることは非効率的にも取れるが、ターゲットを絞った研修を行うことで本当に必要な研修が実施できている。 (能代商工会議所)

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