平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書
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33 仮説7 組織規模が大きい、または経営資源が多い団体の方が業績や成果に結びつきやすい傾向がある。 1)取組みの概要 仮説7 「組織規模が大きい、または経営資源が多い団体の方が業績や成果に結びつきやすい傾向がある」ことが、ヒアリング調査から確認できた団体は、9団体(商工会3団体、商工会議所6団体)である。 2)支援力向上のポイント 組織規模が大きい、または経営資源が多い商工会・商工会議所では、支援活動の方針や方向性を明らかにし、経営発達支援事業の推進のための体制を組成したり、展示会や商談会を主催して販路開拓支援を行ったり、多様な専門家と連携した高度な相談にも対応できる体制を構築したりすることで支援力を高めている。 ~東北6県の販路開拓支援として「伊達な商談会」を開催~ • 仙台商工会議所では、広域支援として、震災後の平成25年から全国の商工会議所ネットワークを活用して、仙台に召集した流通系のバイヤーと同市や東北6県の沿岸部を中心とした事業者との商談会 (①個別商談会、②集団型商談会、③現地開催型商談会等) である 「伊達な商談会」 を開催している。年間の商談数は約1,000件を数え、そのうち小規模事業者の割合は半数程度、宮城県内事業者が約7割、他県事業者が約3割を占める。通常の商談会の平均成約率は5%程度の中、「伊達な商談会」 における平均成約率は20%を上回り、高い成約率を挙げている。 (仙台商工会議所) ~専門相談センターを設置し、複雑で高度な相談に対応~ • 複雑で高度な相談に対応するため、千葉商工会議所の中に専門相談センターを設置しており、決まった曜日に外部専門家を招いて専門相談を行っている。従って、経営指導員と各分野の専門家の合わせ技で経営計画策定支援を行っている。特に持続化補助金の関係もあり、商工会議所を通さなければいけない案件が制度的にいくつも出てきており、近頃は、当商工会議所への来所相談件数が一層増えている中で的確に課題を抽出して対応している。 (千葉商工会議所)

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