平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書
35/116

31 仮説6 組織内改革や支援者自身の意識改革・自己変革を実践している。 1)取組みの概要 仮説6 「組織内改革や支援者自身の意識改革・自己変革を実践している」ことが、ヒアリング調査から確認できた団体は、22団体(商工会10団体、商工会議所12団体)である。 2)支援力向上ポイント 経営指導員が経営支援に専念できるように、2年間をかけて理事向けに経営発達支援計画を説明し、理事の意識改革を図った事例もあった。また、経営発達支援事業の評価委員会の結果を受けて、経営発達支援事業の見直しや計画の再編、必要があれば組織内改革に取り組んでいる事例もあった。 支援者については、経営発達支援計画に取り組むことによって、職員にPDCAサイクルを回していく意識が芽生えた事例もあった。仮説8「経営指導員として主体的な能力開発が実践されている」(34~39頁)での記述どおり、情報交流の場やセミナー、研修等の自己啓発の取組みへの参加を通じて、意識改革を行い、自己変革に取り組んでいる。 ~理事の意識改革を促進するために経営発達支援計画の説明会を2年かけて開催~ • 意識改革という点では、古賀市商工会の理事にも意識を持ってもらうため、経営発達支援計画が認定された初年度から、2年間をかけて、当商工会の理事向けに経営発達支援計画の説明会を開催した。少しずつ実を結んできている。 • 商工会=イベントが定着している中、当商工会の職員としては経営支援にシフトしていかなければならない状況を理解してもらうことで、理事や会員がイベントを運営する状況が生まれ、負担軽減につながっている。多い時は、毎月1回程度商工会が関わっている祭・イベントがあるという時もあった。経営指導員が責任者、経営支援員はその補助というような風潮もあったため、経営指導員がイベントに時間を割かれることが多かった。 (古賀市商工会) ~PDCAサイクルの意識化~ • 目標設定に基づく事業推進を位置づけた経営発達支援計画に取り組むことによって、西宮商工会議所の職員の中には、各年度に実施した事業、施策について、PDCAサイクルを回していく意識が芽生えてきた。これまでの事業報告書は数値の結果だけが多く、目標や効果が見えにくいという課題があったため、成果を 「見える化」 できるように改善しなければならないという意識も出来はじめている。 (西宮商工会議所)

元のページ  ../index.html#35

このブックを見る