平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書
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29 ~目標がノルマとならないように、組織の目標と個人の目標を擦り合わせ~ • 経営発達支援計画もそうだが、商工会組織では年間の活動目標 (数値) を掲げており、その達成が組織として重要である。このような目標数値 (例えば件数) は気をつけないと職員から見てノルマと受け止められたり、数字を作るために無理な活動をしてしまうので、組織の目標と個人の目標のすり合わせには気を使っている。 • 具体的には、京丹後市商工会では職員と管理職による個人面談を年2回実施している。職員の側から組織としての目標も考慮しながら自分が重点的に取り組みたい支援活動を申告し、管理職の側から本人の実力を勘案し目標設定が適正になるよう調整する。 • 職員と管理職との個人面談は、いわゆる目標管理の手法を採り入れたもので、京都府下の商工会で実施しているところは少ない。各職員は組織目標を念頭に個人目標を設定し、それを面談で確認・修正・振り返りを行なうものである。業務管理についても、各職員の自己評価と管理職による個人評価・本人へのフィードバックを毎年行なっている。 (京丹後市商工会) ~組織のミッションと個人の行動計画の摺り合わせ~ • 高知商工会議所では、年度当初に各職員に個人行動計画表を作成・提出させ、本人と管理職で面談を行ない、目標管理の手法によって各職員の能動的な動きを促している。トップダウンで目標件数を掲げ、各職員にローラー訪問させるような方法はとっていない。 • 件数を強制しないため、絶対的な件数そのものは決して多くはないかもしれないが、1件あたりの支援濃度はかなり高いと自負している。例えば、持続化補助金の応募件数や採択件数は高いとは言えないが、採択率はかなり高い。これは1件1件の応募に対してかなり時間をかけているので申請書のレベルが高くなり、採択されるものが多くなったためと考えている。 (高知商工会議所)

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