平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書
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24 ~会長、副会長のリーダーシップのもと経営支援に特化~ ・太宰府市商工会の会長、副会長の経営支援に特化するという意識が高く、それに引っ張られている。ここまで経営支援に特化すると言っている会長はいない。 ・「商工会は、小規模事業者の利益になることをする」 という方針のもと、経営指導員、経営支援員は経営支援に特化する環境をつくってもらっている。祭やイベントは事務局長が中心になって携わるようにするなど、経営指導員、経営支援員が経営支援活動に特化できる環境を整備している。 ・経営発達支援計画策定以降、何をするにしても事業計画を策定するという意識で取り組んでいる。 (太宰府市商工会) ~会頭のリーダーシップによる「会員増強運動」の成功~ • 城陽商工会議所では、廃業等に伴う退会者は毎年50~60者に上り、新規会員事業者の獲得で補填が追い付いていなかったが、平成29年度は 「会員増強運動」 に取り組み、一年間で120者の新規会員事業者の獲得に成功している。この取組みは、当商工会議所会頭の大号令のもと地区振興会ごとに目標設定を行い、会員事業者を含めて当商工会議所が一丸となって取り組んだ成果である。 • 当商工会議所のような経済団体においては、トップが率先して活動方針を語ることが大事であり、様々な会合で会頭自らが会員増強運動についてその意義を説いていた。会頭自身の推進力が強い。 (城陽商工会議所) ②効果的な推進体制の構築 効果的な経営発達支援事業を推進していくための組織改革として、職員が多く部署が複数にまたがっている商工会・商工会議所では、経営発達支援計画を推進するための横断的組織(班やチーム等)を編成したり、経営発達支援事業を統括する特命担当を配置したりしている。また、職員数が少ない商工会・商工会議所では、チームの再編や担当業務の分担等により効率的な推進体制づくりを図っている。最適な体制づくりに向けて、体制を固定化することなく、柔軟に体制づくりに取り組むことが重要であり、支援力向上につながっている。

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