平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書
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23 (2)組織マネジメントの卓越性 仮説2 組織が一丸となった事業推進(効果的な体制の構築、組織内情報共有の仕組み等)を図っている。 1)取組みの概要 仮説2 「組織が一丸となった事業推進(効果的な体制の構築、組織内情報共有の仕組み等)を図っている」ことが、ヒアリング調査から確認できた団体は、23団体(商工会10団体、商工会議所13団体)である。 経営発達支援計画の策定とともに、経営発達支援事業を推進していくための組織体制を検討し、中には組織改革を行うなど、より効果的な支援体制を構築している。小規模事業者や支援に関する情報共有については、後述の仮説3(27頁)や仮説5(30頁)、仮説12(56~58頁)に記述しているとおり、組織内イントラネットやグループウェアでの情報共有や、会議やミーティングを通じた情報交換が日常的に行われている。 2)支援力向上ポイント ①トップの参画 組織のトップのリーダーシップと支援活動への参画が、職員のやる気を醸成し、組織が一丸となった支援活動につながっている。 ~会頭の参画、迅速な新事業展開へ~ • 能代商工会議所の会頭は、経営発達支援計画及び事業実施報告の全てに目を通しており、事業内容を把握した上で地域経済を俯瞰的に捉えた視点から支援活動に対してアドバイスをしている。また、職員を信頼し、女性創業支援室の立ち上げなど、新たな事業展開に対してもトップが後押ししてくれる組織となっている。実施事業については正副会頭会議にて報告し、トップを含めた全員体制で取り組んでいることが各職員のやる気にもつながっている。 • 全国でも数少ない女性の中小企業相談所長のもと、女性職員が多く和気あいあいとした雰囲気が形成されており、事業者も当商工会議所に訪問しやすい環境ができている。 (能代商工会議所) ~専務理事の参画と迅速な対応~ • 高崎商工会議所の専務理事が風通しの良い組織を目指して組織づくりを図ってきた。当商工会議所内では、複数の情報交換のための会議を実施している。また、専務理事は、広範な人的ネットワークを通じて入手してきた経済や政策に関する情報を即座に職員に流すと同時に、体制づくりが必要な場合など、迅速に対応している。 (高崎商工会議所)

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