平成30年度 商工会・商工会議所の小規模事業者支援力向上要因検証調査 調査報告書
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19 を得やすく、事業者に支援策等の利用を呼び掛ける際にも利用ができ、事業者との距離を縮めるのに役立っている。 ~ 「三方よしプラン」 の策定~ • 平成27年度、滋賀県商工会連合会の指導により 「三方よしプラン」 を策定したことが、従来は明確な経営計画を持っていなかった高島市商工会にとって、向こう5年間に当商工会が取り組む重点的な施策の方向性を示す経営計画となった。 • 同プランは、近江商人の 「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」 の三方よしの理念に基づき、「地域経済の持続的な成長を支えるため、会員事業者が地域に必要とされる『良い売り手』となり、地域産業振興を実現する」 ことを目指した施策が謳われている。 • 「三方よしプラン」 の存在により、当商工会の職員全体で支援に取り組む大まかな方向性が共有され、商工会組織全体としても大いなる推進力を生み出している。 • 同プランは平成27年度に策定され、第1期 (平成27年度~31年度) の中間に当たる平成29年度に見直しを行い、改訂版 「三方よしプラン」(平成30年度~34年度) に経営発達支援計画の内容を重点的な取組みとし記載した。 (高島市商工会) ~標語で方針を表した事例~ • 平成29年に西宮商工会議所は創立75周年を迎え、これを契機に従来スローガン 「輝くひとづくり、ものづくり、まちづくり」 に、様々なことに “付加価値” をプラスする意味の 「ことづくり」 を加えた 「輝くひとづくり、ものづくり、ことづくり、まちづくり」 を新たなスローガンとした。 (西宮商工会議所) • 高島市商工会の事務局長のモットーとして、「事業者に一円でも多く儲けて貰えるような支援」 を目指しており、富士市産業支援センター「f-Biz (エフビズ)」を引き合いに、「行列のできる商工会」 を目指して小規模事業者支援の事業を組み立てている。 (高島市商工会) ②中長期を視野に入れた計画の策定 支援活動に対する基本的な考え方や方向性を決める際に、中長期の支援活動のあり方を踏まえた計画を作成することにより、目先の成果等に囚われず、目指す方向性に沿った支援活動が取り組まれている。さらに、中長期を見据えた方向性や計画は、支援活動を進めていく上で、課題が生じた際にも、支援者が原点に立ち返り考えることができる礎となっている。【「三方よしプラン」の概要版】

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