平成30年度 海外ビジネス戦略推進支援事業 事例集
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間を惜しんではならない。ネット情報はリアルではなく他人の見立てであり鵜呑みしてはならない。■中国本部 中村●①海外に興味を持った段階で、先ずは現地の概要(空気感)を知るために訪問。〈興味〉②自社の事業戦略構想を検討した段階で、事業戦略に基づいた実態調査訪問。〈企画〉③海外展開を決断した時点で、実務レベルでの具体的な調査訪問。〈実行〉■本部 秋谷●その国の可能性や将来性は中小企業オーナーとの相性を含めて五感で感じることも重要。■本部 藤巻●どの時点でどういう風になっていたいか。例えば10年後に売上のピークを目指すなら、現在ではなく10年後の市場規模を想定して、今は小さくとも将来市場拡大が期待できる国を選ぶ。3年後にピークを目指すなら、現在ある程度の市場規模がある国を選ぶ。例えばタイは、2022年に高齢化社会に突入すると言われており、現在の市場は依然として大きいが、10年後を考えると商品やサービスによっては市場規模が頭打ちとなる可能性がある。裏を返すと、高齢者からの需要は拡大することも考えられる。自らの商品やサービスの特性と市場の拡大・縮小を考え合わせて対象国を選ぶ。■九州本部 福田●表面上は見えにくいカントリーリスクもあるが、次の諸点は特に重要。①取扱商品の将来的な市場性の有無②当該国に於いて強みのある商品群の存在③法・規制、社会制度、親日度等の経営環境■北海道本部 依田●まずは「人口」、「年齢構成」、「GDP」、「賃金水準」、「物価」、「マーケットの規模」を確認することで、自社の商品やサービスをどのように展開できるかが見通せる。④工場設立の場合は原材料供給産業の有無■本部 小髙●日本からの進出企業が多い国を選べば、より多くの情報も得られ、トレンドに乗れるが、日本企業同士の競争を覚悟する必要がある。一方、進出企業の少ない国を選べば、競争は少ないが、得られる情報も少ないので、自らの地道な努力が必要。●英語版WEBサイトを作り、海外からの反応を見る。自社の製品に多くの関心が寄せられる国を調べ、そこから海外戦略を立てる方法もある。■近畿本部 小川●初めての海外展開や初期の段階では、断然、消去法(ダメなところを探す)がお勧め。■本部 山中●現地のパートナー候補の人柄が気に入ったので進出を決めたという事例が多くあるが、その場合、好意的な先入観が調査検討結果よりも優先してしまい、誤った判断に陥りがちということを常に意識しておくこと。対象国やパートナーが気に入った等の要素は、2〜3カ国を比較検討したうえで、プラスα程度として考えるべき。やはり必須ということですね。ではまず、海外展開先の候補国を選ぶ方法について、教えてください。Q候補国を絞り込んでいって、最後はどのような基準で決めますか?Q海外展開前調査のノウハウ一挙大公開!7676

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