平成30年度 海外ビジネス戦略推進支援事業 事例集
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44現地調査後、濱本さんらは悩んだ末、インドネシア進出を決断し、現地の企業と合弁会社を設立することとした。信頼できるパートナーが見つかったのだ。「今回、現地調査で多くの意見を聞いたことで、判断材料が増えました。インドネシアへは何度も訪問していましたが、今まで小さな範囲でしか見ていなかったと思います。中小機構のサポートで、一気に視野を広げてもらえました。海外にどう進出していけばいいか、そのやり方がわかりました」。自信を得た濱本さんは、合弁で現地法人を設立。今後はインドネシアの工場に機械を置き、日本と同じ精密金型が作れる環境を整える。ゆくゆくは、金型の設計プログラムを日本からデータで送り、インドネシアで製造する方法を考えている。そのためには、現地での人材育成が不可欠だ。現在、パートナー企業とは月に数回、ネットを使ったビデオ会議を行っている。「言葉の壁はありますが、日本とインドネシアでやりとりを重ねながら、一緒に進んでいくのが理想です」。現地の人材を日本に派遣して、国内で教育することも考えている。濱本さんがインドネシアを知るきっかけは、1つの企業との出会いだった。その原点を忘れず、今後も人と人との交流を軸に、共に成長できる企業を目指していく。1 設計プログラムを元に加工を行う2 1ミリ以下のワイヤーを使い、超高精度な加工を実現3 高品質を保つためには、職人の技術が必要だ312現地調査で海外進出のやり方がわかった

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