平成30年度 海外ビジネス戦略推進支援事業 事例集
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39いた条件にぴったりとはまっていた。その中から、日系企業よりもアポイントの取りにくい、現地企業を中心にまわることにした。ベトナムでは、加工会社やプラスチック商品の製造会社を訪問。予想通り、現場はプラスチック原料が買えず、かなり困っている様子だった。多少値段が高くても、「なんとか折り合いをつけて買いたい」という空気を感じる。中には、こちらの供給量を大きく上回るオーダーもあった。大手のプラスチック輸入・加工会社では、日本の現状をよく理解しており、取引にも積極的だった。当社の日本工場が完成したら、そこで加工した原料を輸出する方向で話が進んだ。結果、訪問した企業の約半数から前向きな反応を得た。また、中小機構のネットワークで、政府の計画投資省とも面談。しかし、少し予想外の展開になった。もともとは、政府機関とメーカーに同席してもらい、現状のヒアリングをしつつ営業する予定だった。だが、当時ベトナムでは、実に8割のメーカーが営業停止や廃業に追い込まれていた。そのため、メーカー側から政府への不満が爆発。次々にクレームとも言える意見が飛び出し、思わぬところで、リアルな現場の声を聞くことができた。現地での商談サポートは、同行した星山アドバイザーが担当した。「相手の国を知り、好きにならないと良いビジネスはできない」というポリシーのもと、ベトナムの色々な場所に髙田さんらを案内。「星山アドバイザーはベトナム愛が強く、歴史にも詳しかったので、ビジネス以外にも非常に多くのことを教えてもらいました」と、髙田さんは振りダイセーエコロジー株式会社ベトナムのリアルな声を聞き、ニーズに応える企業を目指す混乱期だからこそ聞けたリアルな声業界で20年以上の経験がある、ダイセーエコロジーの髙田さん髙田さん(左)と中小機構の職員(右)

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