平成30年度 海外ビジネス戦略推進支援事業 事例集
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36相乗効果から、今回の成果が生まれた。日本で現地調査の報告を受けた和英さんも、その成果を感じている。「最初は、ほとんど白紙の状態でした。何からやればいいのか、不明点をどこに質問すればいいのかも分かっていませんでした。本事業のおかげで、最初から最後までワンストップで相談でき、欲しかった情報が手に入りました」。今後は、1つの国に注力するのではなく、様々な国のニーズを確認しながら、売り上げのバランスを保ちたいと考えている。しいたけは、日本では年末〜冬の需要が最も高い。海外でその他の時期の売り上げが確保できれば、農家から安定して買い続けることができる。「いかに売るかより、いかに買い続けるかを考えています」と和英さんは語る。豊作の年でも全量を買い取る当社は、農家のお年寄りから「こんなに買ってどうするんだ」と聞かれることがあるという。そこで「海外にも売っています」と伝えると、喜んでもらえる。しいたけ栽培を先の見える仕事にしないと、新しい人材は入ってこない。すでにある良いものを、どうやって続けていくか。少し視野を広げれば、この地でできることはまだあると、和英さんは感じている。いかに売るかより、いかに買い続けるか1 無農薬の原木しいたけのみを使用2 遠赤外線仕上げを施すことで、旨味成分が増加する3 農家から全量買い取ったしいたけを、大きさごとに手作業で仕分けしている312

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