平成27年度海外ビジネス戦略推進支援事業 事例集
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F/Sの目的と実施内容及び成果等今後の見通し外国語Webサイト構築の目的と実施内容及び成果等■実施計画の作成と現地調査 F/S調査を進めるにあたって、滝沢アドバイザーから、現地調査の前に、国内で調べられることは、極力事前に調べておき、事実関係を積み上げて、現地調査では現地でしか確認出来ないことを中心に調査を進めるようにアドバイスを受けました。 実際に、中小機構の国際化支援アドバイス制度などを利用して、現地調査の前に、低カリウム野菜の展開を検討するのに必要な情報を収集し、海外展開にかかる実施計画を作成することができました。 現地調査では次のことを重点的に調査することにしました。①透析患者の実態把握と低カリウム野菜の需要調査台湾における透析患者の生活実態を調査し、野菜に関する嗜好や低カリウム野菜の需要を把握する。②現地野菜工場の調査現地で野菜工場に取組む事業者等を訪問し、生産の実態や連携の可能性等を調査する。■現地アポイント等 私自身台湾への渡航は初めてでしたので、台湾でのネットワークはありませんでした。このため、現地調査の訪問先とアポイントは、すでに接触があった台湾の透析患者団体を除いて、重点的に現地調査する事項に基づき、滝沢アドバイザーと相談しながら訪問先を選定し、アポイントの取得は中小機構にお願いしました。■F/S実施内容と成果 現地調査では、中小機構の現地在住アドバイザーである羅鈺茹氏のサポートもあり、多くの植物工場に取り組む事業者や関係先に訪問し、情報収集することができました。 その結果、当社の低カリウム野菜の生産技術は、台湾の企業と比較して、現時点では技術的優位を持っているが、いくつかの台湾企業もこの分野の研究を進めており、今後も技術的優位を保てるかは不透明であることがわかりました。 一方で、台湾展開を進めるにあたって次のような課題も浮かんできました。①台湾では特に高齢者で野菜を生食する習慣が浸透していないことで、透析患者及び家族にどの程度の需要が見込まれるか、把握しておく必要があること。②低カリウム野菜を販売するために最も良いチャンネル(提携先)は何か、例えば病院などとの連携か地元電機メーカーとの連携。③台湾への展開方法を検討する必要があること、合弁生産会社の設立、提携先への技術供与など。 現地調査のあと、野菜工場装置の開発に取組む複数の大手電機メーカーから当社との提携等に関して打診がありました。 現在は、そのうちの1社と、台湾において高機能の低カリウム野菜の生産販売で連携することを目指して交渉を行っています。 相手は大手電機メーカーですから、交渉を進めるにあたっても、引き続き中小機構のアドバイザーの助言を受けなら交渉を進めることにしています。 海外ビジネス戦略推進支援事業では、事業計画策定支援、現地調査支援のほか、外国語によるWEBサイト構築を進めるための支援も受けることが出来ました。 WEBサイト構築では、台湾を中心とした海外の企業向けに、自社の低カリウム野菜工場と取組みを紹介するだけでなく、低カリウ滝沢 秀一沖縄事務所 海外販路開拓支援 シニアアドバイザー現地調査後、訪問した台湾の大手電機メーカーから提携の打診があったと聞いています。同社がこの提携話を進めるにあたっては、引き続きサポートさせていただき、微力ながら濱畑社長の夢の実現に貢献できたらと考えています。沖縄担当専門家から一言ム野菜の生産を通じて、透析患者の生活の質の向上と障害者の就労支援と社会貢献を進める当社の事業ミッションを広くお伝えすることを目的とし、英語、中国語(簡体字、繁体字)の3カ国語で専用WEBサイトを作成することができました。 近いうちに、台湾で低カリウム野菜の生産と販売を実現し、台湾の透析患者さんの生活の質の向上と障害者福祉という使命に向けて邁進していきます。47

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