平成27年度海外ビジネス戦略推進支援事業 事例集
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40株式会社 大橋製造業製造子会社設立会社概要 平成27年5月現在所在地 佐賀県神埼市千代田町崎村401代表者 大橋 弘幸 業 種 環境緑化・農業機械の開発、製造販売資本金 31.75百万円売上高 899百万円従業員数 36名URL http://www.ohashi-inc.com/海外展開検討国 ベトナム 当社は1988年創業と比較的創業間もない会社ですが、主に木材粉砕機を製造・販売するメーカーです。また、単なる木材粉砕機メーカーでは無く、木材チップの再利用等循環環境型のメーカーを志向されておられます。 現在、日本国内には粉砕機・チッパーシュレッダー業界には幾つかの競合会社がありますが、木材粉砕機では国内最大のシェアーを持っています。 粉砕機・チッパーシュレッダーを専門に手掛ける当社では、設計から生産、販売納品までを一貫して行っており、営業部門と完全自社工場による生産部門を兼ね備えることで顧客からの要望に対して迅速に対応出来る体制になっています。また、粉砕後の木材や竹を、バイオマスや堆肥等として利用したいと云うニーズにも対応出来るノウハウを持っています。 廃棄予定だった樹木を再利用すれば、廃棄物の削減にもつながる一方、化石燃料の代わりに植物由来の資源であるバイオマスエネルギーを利用すれば二酸化炭素の排出量抑制効果等も期待出来、粉砕機・チッパーシュレッダーを通じ、地球環境への貢献も考えている企業でもあります。事業概要海外展開の動機と狙い(F/S前) 当社では次のような経営課題がありました。①国内市場は将来的に縮小が予想される中、 このままで良いか ②国内標準の製品開発を行って来たが世界に通用するのか③粉砕機以外の商品が少なく、相対的に製品開発が遅れているのではないか こういった経営課題がある中で、世界に目を転ずると今回調査の対象となるアセアン地域には豊富なバイオマス資源が存在し、アセアンや日本を含めたバイオマス燃料需要の増大から、木材や農業残渣等を粉砕処理する機械の需要が益々高まるのではないかと云う仮説に至りました。パーム椰子プランテーション等の大規模農園における有機残渣の活用は発展途上にあり、更には都市廃棄物(一般生活残渣等)の処理等も課題となること間違いないと想像されたものです。創業以来、環境循環型企業として日本に根差し、発展を続けて来ましたが、ここで一歩世界に目を転ずると環境に対する人々の意識は高まり、日本だけでなく世界、とりわけ東南アジアに於いて足場を築いていくことも重要と考え、調査を開始したいと思い海外ビジネス戦略支援事業に応募したものです。F/S支援事業の流れ経営戦略海外展開計画策定資料・現地F/S及び成果国内市場の縮小が予想される中で海外に出て行くべきかどうかTPP大筋合意を受け海外拠点設立によるメリットを享受出来ないか木材粉砕機の市場実態を正確に把握する駐在員事務所、製造拠点設立にあたっての問題点を個別に詳細整理する事業採算への落し込み日本で想像していた木材粉砕機市場とは全く違う市場の存在を確認出来た部品産業の実態を確認アセアンで必要とされるスペックがある程度判明したベトナム(ハノイ、ホーチミン)アセアンでの製造拠点設立の為の市場調査~循環環境型企業を目指して~

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