平成27年度海外ビジネス戦略推進支援事業 事例集
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F/Sの目的と実施内容及び成果等今後の見通し外国語Webサイト構築の目的と実施内容及び成果等■F/Sの目的 今回のF/S調査では、メキシコに製造拠点を設立するにあたり、立地先や市場ニーズ、投資環境等を重点的に調査しました。 ①市場ニーズ調査②工業団地調査 ③投資環境・手続き調査■現地アポイント等 今回の現地調査では、自動車向け日系製造会社、工業団地、物流会社、日系商社、投資手続会社、公的支援機関等、合計で22社を訪問し、ヒアリングを行いました。■F/Sの実施内容と成果①今回の現地調査では、メキシコでの自動車産業の現状や市場ニーズ、顧客ニーズ等を調査するため、自動車向けティア1・ティア2メーカーを数多く訪問しました。その中で、工場建設コストや施工会社、人材採用や賃金・労務管理、工場運営、部材調達、国内輸送コスト、立地に関するインセンティブ、現地での自動車産業の状況、課題等、詳細にヒアリングすることができました。当社がメキシコで製造拠点を構えるにあたり、判断基準となる非常に有益な内容を把握することができました。 ②当社の製造拠点の立地先を検討するために、候補となる工業団地を7か所訪問しました。各所では、工業団地の空き区画状況・販売価格・面積・地耐力・電気や排水などのインフラ・立地企業情報・契約手続きの流れ等、詳細に確認することができました。この現地調査により、顧客や調達先との距離や利便性を考慮し、販売価格(投資コスト)等を検討した結果、進出先工業団地候補をある程度絞り込むことができました。③投資環境や投資手続きを調査するため、物流会社・日系商社・投資手続会社・公的支援機関を訪問しました。メキシコの経済環境・国内物流コスト・輸入時の通関(IMMEX等)・現地法人設立手続き等を確認することができました。投資環境やコストを把握できたため、事業計画の精度を高めることができました。 今回のF/S支援では、国内で事前に事業計画を立て、仮説を準備し、現地調査へ臨んだため、精度の高い調査を実施することができました。現地でのヒアリングから、立地場所や投資コスト、進出後の物流コスト、人材、市場の需要等々を詳しく把握することができ、事業計画を固めることができました。 製造拠点設立に向けて、今回の現地調査後も、当社自ら渡航・調査を重ね、スピード感を持って、プロジェクトを進めているところです。 今後は、ここ1~2年のうちに進出できるよう、現地法人設立・進出場所の決定等を行い、工場の建設・操業・製品の供給を開始できるように進めていくこととしています。 また、工場操業後の販路開拓も重要事項です。今回の現地調査では、顧客候補のニーズも詳細に把握できたため、現地での販路開拓もスムーズに進むものと考えています。鈴木 修近畿本部 海外販路開拓支援 シニアアドバイザー コアとなる冷間鍛造技術と機械加工技術を武器に2010年にタイ進出。今回満を持して、重要な海外拠点となるメキシコでのF/S調査となりました。メキシコはここ数年で自動車産業が急速に成長しており、間違いなく今最もホットな国。実働5日間で7都市、22社訪問というタイトなスケジュールではありましたが、現実的な課題も含め貴重な生の情報を得ることができました。市場ポテンシャルの手応えもあり、今後の展開に期待しています。近畿担当専門家から一言 タイで製造拠点を設立し、海外展開をすでに進めていましたが、英語版の自社サイトは今まで持っていませんでした。今回、メキシコ進出に向けて、海外顧客へのPRおよび人材の採用活動のために、英語版サイトを構築することとしました。 サイト構築にあたっては、当社の事業内容や強み等の整理を行い、制作方針・ターゲットへのメッセージ・掲載情報等のRFP(要件定義書)を作成しました。そのため、サイト制作会社との意思疎通もスムーズに進み、製造業らしからぬサイトが完成したと感じています。今後は、リアルな営業でのツールとしても活用していくこととしています。35

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