平成27年度海外ビジネス戦略推進支援事業 事例集
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34株式会社ミナミダ製造業製造拠点設立会社概要 平成27年11月現在所在地 大阪府八尾市上尾町5-20-1代表者 南田 豊司 業 種 製造業資本金 30百万円売上高 3,540百万円従業員数 135名URL http://www.minamida.co.jp/海外展開検討国 メキシコメキシコにおける自動車産業向け製造拠点設立及び新規市場開拓~特殊冷間鍛造技術の海外展開~ 当社は、1933年の創業以来80年余りにわたって、ロング(長尺)ボルトの生産技術に取り組んでいます。 当社の技術は、冷間鍛造を軸に周辺加工技術(機械加工、プレス加工)を組み合わせた高精度な加工技術です。長年培った大型パーツフォーマーでの冷間鍛造技術を基に、中空化による軽量化・二部品の一体化・他工法からの冷間鍛造化などの最適な加工方法・仕様の提案力は、顧客からの高評価も得ています。 特殊ボルト、特殊パーツにおいては、試作から量産まで一貫した生産体制を敷いています。特に自動車分野で培われた量産時の安定した品質を保つ品質管理体制においては、多くの経験と実績があり、自動車分野以外の顧客からも高く評価されています。 試作から量産まで社内で一貫生産することにより、品質、納期、コストの最適化を図っています。 また、冷間鍛造だけでなく、転造、マシニング加工、パイプ加工、熱処理、表面処理といった仕上げ加工まで手掛け安定した品質と間接コストを抑え、低コストを実現しています。 短納期・超精密・小ロットをモットーに、顧客満足度を高めるため、日々研鑽し、さらには新分野に挑戦し、常に精鋭集団として前進しています。事業概要海外展開の動機と狙い(F/S前) 当社は長年にわたり、高精度加工技術・冷間鍛造技術を基に、自動車向けに長尺ボルト等、特殊なボルトやパーツの製造を行っています。 日本国内では、自動車生産の海外移転に伴い、自動車部品ビジネスは減少傾向にあります。また、開発拠点の海外移転も増え、開発案件も日本国内では減少しています。 そこで、海外へ進出した自動車メーカーの需要に対応すべく、2010年にタイに現地法人・製造拠点を設立し、2012年から量産を開始しています。おかげさまで、タイ事業は順調に成長していますが、近年は、タイ国内での自動車産業の停滞により、会社の発展のために、次の一手を打つ必要がありました。 そのため、日系自動車メーカーの進出が多く、自動車の一大消費地である北米への進出計画を検討し始めました。当初は、アメリカへの進出を計画していましたが、日本国内で事前調査を行えば行うほど、北米市場を狙ってメキシコで製造拠点を設立する、という方向性に向かっていきました。 メキシコは、日系自動車メーカーも多く進出しています。また、BMWやGMといった欧米の自動車メーカーも進出しており、当社の得意とする技術への需要が非常に高いと考えたため、今回のF/S現地調査を支援していただきました。F/S支援事業の流れ経営戦略海外展開計画策定資料・現地F/S及び成果長年にわたる冷間鍛造を軸とした高精度な加工技術の蓄積自動車向けの特殊ボルト・特殊パーツを製造試作から量産まで一貫体制短納期・超精密・小ロットをモットーに、顧客からの評価も高い日本国内の自動車産業の海外移転に伴い、国内需要の減少2010年にタイに進出し、自動車向けの需要に対応し、事業は順調に推移している北米市場をにらんでメキシコへの進出を計画国内での事前調査で事業計画をブラッシュアップ現地調査では、市場需要・工業団地投資環境等を多角的に調査メキシコへの進出を固め、数年のうちに、工場操業・製品供給を目指すメキシコ(中部高原地域)

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