平成27年度海外ビジネス戦略推進支援事業 事例集
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F/Sの目的と実施内容及び成果等今後の見通し■F/Sの目的 今回のF/S調査は、日本国内の需要減少のため、海外市場、特にベトナムへ初めて展開していくための調査となり、以下の内容で調査しました。①市場ニーズ調査②市場環境調査③投資環境(ライセンス)調査■現地アポイント等 今回の現地調査では、精密機器の日系製造メーカー、物流会社、公的支援機関、政府機関等、合計で19社を訪問し、ヒアリングを行いました。■F/Sの実施内容と成果①今回のF/S調査では、ベトナムで当社の製品であるねじ類の需要動向や価格・量・種類などの市場ニーズを把握することが最重要課題でした。 そのため、ベトナムへ進出済みの日系企業を中心として、精密機器製造メーカーへの訪問・ヒアリングを実施し、市場需要について詳細に状況を把握することができました。 それらのヒアリングの中で、ベトナム現地での販路開拓には、展示会の活用も重要であること等の販路開拓方策の貴重な情報もいただき、展示会の活用も考えています。 工場運営についてもヒアリングを行い、工場や現地法人のオペレーションや人材採用等を確認することができました。 販売の際の在庫や配送という課題について、物流会社を訪問し、ヒアリングを行いました。物流事情や物流コスト、保税倉庫の活用等についてアドバイスを受けました。 また、ハノイとホーチミンの両都市を訪問することで、ベトナム市場の全体感をつかむことができ、事業計画へも反映させることができました。②当社は、海外展開は初めてであり、ベトナムの市場環境等を調査するために、公的支援機関を訪問しました。ベトナムのビジネス環境やビジネスモデル、ビジネス上の留意点等のアドバイスを受けました。③当社がベトナムで事業を展開する上で、ライセンスの課題を明確にする必要がありました。そのため、ライセンスを所管している政府機関を訪問し、具体的にライセンスの内容や手続き等について、ヒアリングすることができました。ベトナムでは外資企業による製造ライセンスは比較的容易に取得できますが、当社のビジネスプランでは、流通(販売)ライセンスが必要となります。当社がベトナムでの流通ライセンスを取得するための詳細内容を把握できたため、手続きを進めていくこととしています。 当社にとっては、はじめての海外展開となります。どのように進めてよいかも分からずに、F/S調査による支援を受けました。 事前に当社なりに調査は進めていましたが、今回の支援で、精度の高い調査が可能となりました。 今回のF/S現地調査では、数多くの日系精密機器製造メーカーを訪問することにより、市場ニーズや、ねじ類の価格・量・種類を詳細に把握することができました。今回の情報やネットワークを活かし、ベトナムでの販路開拓を進めていこうと考えています。その際には、現地でアドバイスを受けた営業活動の方策やプレゼンの方法、展示会の活用等を活かしていきたいと考えています。 また、今回のF/S調査と並行して、まずは製造ライセンスによる現地法人を設立しました。しかしながら、当社のビジネスプランでは、流通ライセンスが必要となります。まずはベトナム南部を中心として、マーケティング活動を行い、販路開拓・顧客開拓を進めつつ、今回、ベトナム政府機関で確認した手続きを現在進めていっているところです。大森 啓至近畿本部 海外販路開拓支援 シニアアドバイザーねじ流通基盤のまだできていないベトナム南部ホーチミンを拠点として販路拡大と現地での部品供給元としてのF/S現地調査では精度の高い締結部品を必要とする日系中堅機械・機器メーカーを主に訪問し、多くのニーズを掴め、自信と勇気を得ることができました。MPIにも訪問し、ライセンス取得の可能性も確認し、先ずは製造加工拠点としてのライセンスを取得。さらには国内流通ライセンスの申請手続きに入っておられます。近畿担当専門家から一言29

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