平成27年度海外ビジネス戦略推進支援事業 事例集
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F/Sの目的と実施内容及び成果等今後の見通し外国語Webサイト構築の目的と実施内容及び成果等■F/Sの目的 当社では、米国進出に向けて、まず設備調達の状況を調べようと考えました。独自開発したインモールドラベリングシステムを米国工場にも設置するため、どのような企業から金型や生産設備を調達するか調査する必要がありました。 次に、立地場所を選定するために、乳製品メーカーの集積状況と、各地域の不動産相場、さらに各自治体の支援施策等を調査する必要がありました。 また、事業計画を立てるために必要なコストを把握する必要があり、賃金相場、労務費、米国の税制等を調査する必要がありました。 さらに、訴訟に備えて米国の法規制や契約に関する留意点も調査しようと考えました。 また、米国の小売店で、どのような乳製品がどのようなプラスチック容器に入って販売されているのかを調査しようと考えました。■現地アポイント等 中小機構が、米国総領事館、州政府、自治体、公的機関に協力を打診し、必要な企業や機関、弁護士等との面談を実現することができました。■F/Sの実施内容と成果 インモールドラベリングシステムを米国工場に設置するため、カナダの金型メーカーを訪問し、技術的な情報交換を行うことで、設備調達が可能であることが分かりました。 また、将来の顧客候補となる乳製品メーカーを多数訪問し、容器の形状やデザイン、コスト等に対する考え方について情報収集することができました。さらに、いくつかの乳製品メーカーでは、ヨーグルトやチーズ等の生産現場を視察することができ、今後の提案につなげる材料を得ることができました。 不動産会社とも面談し、各地域の不動産相場や必要な手続きや契約を知ることができました。 州政府や各自治体との面談では、それぞれの地域の概略をレクチャーしてもらい、どのような公的支援が受けられるのか、さらに工場建設に対して政府からインセンティブを受けることができることが分かりました。自治体の担当者とも関係を構築できたことも収穫です。 会計士や人材派遣会社との面談では、米国の税制、労務費、賃金相場、訴訟リスク等の事業計画を立てるために必要なコストを把握することができました。 弁護士との面談では、会社設立の具体的な手続きや登記に関する留意点、備えるべき訴訟リスクおよび関連する法規制等についてレクチャーを受けることができました。 小売店の調査では、郊外の大型スーパーと都心部のスーパーを調査し、陳列されている商品の種類や乳製品の流行について把握することができました。 最後に、社内の人材には、海外営業を経験した者がいなかったため、中小機構の専門家に海外営業のノウハウや効果的なプレゼンテーション方法をレクチャーしてもらい、絶好の社員教育にもなりました。 本F/S調査で得られた知見を元に、すぐにも事業計画書の作成に入る予定です。 その後、建設予定地の絞り込みを行い、現地法人を立ち上げて、物件の契約に入る予定です。 本F/S調査で、工場建設の工事が米国では遅延が発生しがちなこと、追加費用が発生しがちなこと、さらに法規制で、行政機関の許可が得られるまで時間がかかることが分かりました。これらを考慮して、早めに行動を起こそうと考えております。 さらに、社内における担当部署の設置や人材教育も進めていきます。 そして、現地法人設立、工場建設、顧客との契約、現地社員への教育等を完了させて、2年後には商品を顧客に提供を開始したいと考えています。 米国内の顧客候補に当社を知ってもらい、技術の先進性と品質の安定性をアピールする事を目的としてWebサイトを構築しました。 特に、CGによる動画を作成・掲載し、生産現場の製造情報、品質情報、トレーサビリティ情報、安全情報をネットワークを活用して顧客と当社とで小川 陽子近畿本部 海外販路開拓支援 シニアアドバイザー渡航費用で負担可能分は1名分のみだ。それにも関わらず今回3名で渡航する理由を桃井社長はこうおっしゃった。「お金の問題ではない、中小機構と現地調査ができる価値は計り知れない。それは半年にわたる事前調査の段階から強く感じており数々の助言に本気で感謝している。」零下15度の中営業部の加藤部長、辻本課長とサンプル買い出しに巡ったすべての小売店に2年後、同社のIMLカップが普通に陳列されていることを願ってやまない。近畿担当専門家から一言共有する当社独自技術「SMART FACTORY PACKAGE」を効果的に顧客にPRすることが可能になりました。 また、インモールドラベリングシステムをはじめとした当社の高い技術力とそれらを自社開発した開発力を効果的にPRすることが可能になりました。27

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