平成27年度海外ビジネス戦略推進支援事業 事例集
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今後の見通し外国語Webサイト構築の目的と実施内容及び成果等 今回のF/Sから、オブラートは海外でほとんど認知されていないことが改めて明らかになっています。薬服用用途の拡大には、病院などへの提案型の営業アプローチを繰り返し、その有用性を訴求していくとともに、英語版Webサイトを活用した情報発信も有効策になりえます。また、今回、掘り起こすことができた食用など新用途については、実現すれば早期の市場化につながるという確信のもと、既に一部は具体的な商品の試作・開発に取り組まれています。 オブラートが「世界で可能性を秘めた食べられるフィルム」であることは十分に確認できましたので、内外の経営資源を有効に活用して、挑戦を続けられることに期待します。■目的①オブラートの認知向上(その存在、使用法等)②技術力や清潔感、健康などのイメージの創出③新用途開発のアイデアの取得■実施内容 オブラートの海外での認知向上を目的として、使用方法の他、原材料など安心安全なものづくりを訴求する英語版サイトを制作しました。 海外の消費者がオブラートについての認知が全くないという前提のもと、わかりやすい動画コンテンツを制作し、動画SNSと連動させるなどの工夫も行いました。大槻 恭久中部本部 海外販路開拓支援 シニアアドバイザー同社は創業100年を超える長寿企業で、我が国で唯一のオブラートを専業とするニッチトップ企業です。現社長は四代目として、社の未来をかけた新用途開発に取り組んでいます。F/Sでは、日本では考えつかないような数々のアイデアを収集することができ、新商品の開発に活きるものと期待しております。今後は、同社を支援する地域金融機関と連携してフォローアップに取り組んで参ります。担当専門家から一言中部 あわせて、通常の問い合わせフォームに加えて、同社の目指す新用途開発にフィードバックすべく、アイデア専用フォームも設けました。■課題 より多くの海外の方にアクセスしてもらうためには、定期的な更新・メンテナンス等に加えて、様々な工夫が必要になりますし、それを実行するための社内の仕組みづくりも肝要です。 また、Google Analytics等のアクセス解析は、単にWebサイトの機能・アクセスの向上に資するだけでなく、新たな市場やニーズを捉える有効なマーケティングツールになりますので、積極的な活用が望まれます。ンガポールを対象国とし、以下3つの観点から調査を実施しました。①薬服用用途での需要・マーケティング調査② 新用途開発による新市場創造の可能性調査③販売・開発に関連するネットワークの構築■現地アポイント等 薬服用用途の調査では病院、漢方診療所、自然治療所、ドラッグストア、百貨店等、新用途開発の調査では現地商社、飲食店運営会社、料理研究家等にアポイントを設定し、訪問・ヒアリングを実施しました。■F/Sの実施内容と成果 各先へのヒアリングにより、薬服用用途について一定のニーズが確認できました。また、新用途開発ではヒアリングに加えて、オブラートを使用したクッキングイベントを開催するなどの工夫により、カフェやお弁当への活用など、より広範なニーズを収集することができました。 相対的には薬服用用途よりも食用など新用途に対する関心が高く、今回、明らかになった各種ニーズに対応する商品開発ができれば、市場化への近道になると確信がもてました。 更に、今後の取り組みを後押しする、販売・物流・開発に関する様々な分野のネットワークを構築することができたのも成果のひとつです。21

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