平成24年度F/S支援事業 事例集
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6ベル食品 株式会社事業概要12F/S支援事業の流れ経営戦略海外展開計画策定資料・現地F/S及び成果海外展開の動機と狙い(F/S前) 当社は北海道のソウルフードであるジンギスカン、ラーメンに戦後の復興期にいち早く着目しそのタレとスープの製造に乗り出したパイオニア的企業であるとともに北海道民であれば知らない人はいないというほどに北海道の食文化に貢献し続けてきた老舗ブランドです。 当該企業はOEMによるオリジナル商品も手掛けておりその技術力を以って海外に製造拠点を作り現地企業として値ごろ会社概要平成25年3月現在所在地 北海道札幌市西区二十四軒3条7-3-35 代表者 福山 恵太郎業 種 食品製造業(ジンギスカンのたれ、ラーメンスープ等)資本金 485百万円売上高4710百万円従業員数200名  URLhttp://www. bellfoods.co.jp/展開検討国・地域 ベトナム 長引く景気低迷と日本経済の疲弊感に危機感を抱いたことが海外展開の動機ですが、北海道の多くの企業の海外進出を阻む物流コストをなくするためには現地での製造・販売(独資あるいは合資・合弁による委託製造)が不可欠であるという判断に至りました。 候補地として選んだベトナムは日本の高度成長期の人口構成比が似ていて市場の成長が期待できますし、①食味が日本人に近い②親日派が多い③日系企業の進出が相次いでいる④人件費が安い北海道ローカルの老舗企業から東南アジア有数の企業への第一歩~次世代への夢をつなげる企業戦略~感のある小売り用商品と現地のニーズに合った業務用商品の開発をするとともに、現地での雇用を創出し地域に貢献していくという次世代の企業像を描きました。 当該企業の主力商品であるラーメンスープや焼き肉のタレなどはどの国でも比較的受け入れられやすい食材であるため唯一の問題点である価格というハードルを越えるためにも現地製造という方法は必要かつ重要な企業戦略かと思います。⑤原材料が概ね現地調達が可能であることなど受け入れの条件はそろっていると思われます。 何よりもベトナムのみならず周辺の新興国(ミャンマー、タイ、カンボジアなど)への物流ができていることなどから近い将来には大きな市場になる可能性は十分見込めると思います。 また、対中ビジネスが動き出した場合にも大手が資金力を全面に打ち出してこられては出遅れることは明らかです。 そのためにも製造拠点を中国に近いと また企業として海外での事業展開は社員のモチベーションを上げる効果も期待できますし、双方の技術、人材交流で企業のイメージアップには計り知れない効果があると思われます。 これまでベル食品が培ってきた新たな食文化の創造というノウハウと高い技術力は日本国内のみならず海外でも十分通用するものだと思われます。ころに持つことは日本で製造して輸出するよりもより安価で物流コストも軽減できることなどから戦略的に重要な意味を持つものと思われます。 このように周辺新興国、中国本土を見据えてのベトナム進出は企業の将来にとって大きな活路になりうるものであり重大な決断をしなければならないものです。 競合他社のベトナムへの進出が進んでいない今だからこそ販売戦略をきちんと立てればこの巨大市場の寡占化も決して難しくはないと考えられます。将来の国内食品市場の縮小を見据えた成長戦略当社商品と親和性の高い食文化を持つ東南アジアへの販路開拓東南アジア向け商品として現実的な商品価格の実現販路開拓の可能性が高い地域での業務用もしくは小売り販売当社商品の製造に適した環境と将来性の高い地域への製造拠点開設(製造委託を中心として)周辺地域への販路拡大当社商品への評価と市場参入の可能性確認ベトナムをターゲットとし、現地日系食品メーカー、現地マーケット等への調査を通じた販路開拓の可能性確認現地製造メーカーの調査を通じた現地製造委託の可能性確認製造業ベトナム製造拠点設立

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