平成24年度F/S支援事業 事例集
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51担当専門家から一言滝沢 秀一 沖縄事務所 海外販路開拓支援 シニアアドバイザーマレーシア・クアラルンプールの中華街で「琉神マブヤー」の海賊版DVDを偶然発見しました。(言語はマレー語)当該事業をマレーシアで事業展開するにあたっては日本大使館及びマレーシアの中小機構とも言える政府系支援機関であるSME Corp. Malaysia等のご協力をいただきながら「知財対策」をきちんと行う必要性を強く感じました。34今後の見通し■今回のF/Sの主な目的等①マレーシア/シンガポールにおけるヒーローコンテンツの市場性について調査②エンターテインメントショーを行うための現地資本のショッピングセンターや日本からの小売り関連の進出企業の状況など調査③共同事業パートナー候補との最適な共同事象スキーム検討のためのヒアリングおよび調査■現地アポイント等 渡航中に、マレーシアの日本大使館、共同制作パートナー候補企業、現地流通企業、日本から進出の流通企業及びマレーシア政府系支援機関(SME Corp.  F/Sを終えた率直な感想は、「海外においても、地域の文化・歴史という地域独自にもっているリソースを活用し、それをエンタテイメント事業、コンテンツ・メディア事業という形で事業化できる可能性はある」とリアルな感覚を持つことができたことです。ただ、マレー系、中華系、インド系、その他の民族が共存するマレーシアのような多民族国家では、宗教を含めた文化を深く理解することが必要であり、社会がどのような方向に進んでいこうとしているかをマクロとミクロの両方の視点で見ることの重要性に気づかされました。また、シンガポールのような成熟した市場への展開には、最適化した個別戦略が必要なことも理解できました。Malaysia)等とシンガポールの現地流通企業、メディア企業等を含めて15件のアポイントを得ることができました。■F/S実施内容と成果 マレーシア:テレビ番組放送、キャラクターショー興業、関連グッズ販売の3つを同時に展開する可能性について、ショーに関しては現地視察や関連企業へのヒアリングを実行し、現地でのキャラクターグッズや玩具などの商品の流通構造や商習慣なども調査し、実際にコンテンツや関連グッズを商品として流通させる場合の課題について確認できました。テレビ番組放送に向けての共同制作パートナー企業との交渉は、具体的なビジネス 自社単独では、海外政府機関や現地の優良企業とのアポイントを取得することは難しく、マクロ視点の獲得のためには、中小機構のリソースを活用してのF/S支援は非常に効果的であり、手配いただいた現地アドバイザーやガイドの方などから、ミクロの生活視点での生の貴重な意見や情報を収集することもできました。 中小機構のF/S支援事業での機会を最大限に有効活用させていただき、マレーシアを足掛かりにした東南アジアへの展開を積極的に進めていくべく、パートナー候補企業との具体的な交渉を進めることとなりました。スキームの検討、共同制作の体制についての検討を進める方向で合意できました。JETROマレーシアと調査会社を訪問し、現地アドバイザーの意見もお聞きし、現地に合わせた最適な共同事象スキーム構築のための基本情報、さらには、法律上の制限や宗教・文化的な条件など貴重な情報を収集することができました。 シンガポール:共同制作されたコンテンツの展開市場としての可能性を探るため、JETROシンガポールと調査会社を訪問し、新規開設予定の放送局、エージェンシーにもヒアリングを行い、市場状況を精査できました。り)、パイロットプロジェクトでは「琉神マブヤー」コンテンツを活用予定。テレビ番組放送、キャラクターショー興業、関連グッズ販売の3つを同時展開という沖縄で成功したビジネス展開のスキームをマレーシアでも実行することを目指します。(4)進出形態 現地メディア企業などの現地パートナーと共同制作、共同運用でまず進出を進めたいと考えています。海外版ローカルヒーロー事業展開の全体ビジネススキーム案F/Sの目的と実施内容及び成果等沖 縄

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